究め道

色々感じた事を書くブログです

遅れながらも

最近仕事が早朝からある事もあって早寝早起きの生活になり

結果として以前からあまり熱心ではなかったドラマ視聴を

もっとしなくなってしまいました。

眠気が来る事もありますし、翌日の仕事に支障が出ない様にする為ですが

早い時には9時頃に就寝するというおじいちゃんの様な生活に。

ただ、これによって健康は維持出来ているので良いのですが。

 

世間的に流行のドラマ等がネット上で騒がれる事がありますが、

それでも観る時間がないんだよなぁと思っていました。

今期は『不適切にも程がある』という阿部サダヲさん主演のドラマが

非常に好評であるという話はネット上で確認していました。

それでも関心が…と思いながら、数週間前の金曜日に

「明日は休みだからのんびり夜を過ごすか」と思って

ボーっとテレビを観ていると、そのドラマがスタート。

自分が意図した訳ではなく、偶々「あっ、これ今話題のヤツだ」と気付いたので

どうせだったらと思ってその回を観ました。

ストーリー的に言うと中盤辺りだと思うのですが、

結果的に笑ってしまったり懐かしがったりで1時間引き込まれてしまいました。

妻も途中からドラマに気付いて、最後まで一緒に観て

「これ面白いね」なんて話をしながら寝ました。

 

皆さんが話題にしているので内容については割愛しますが、

脚本の宮藤官九郎さんの世界観が全開という感じがしましたね。

途中からの視聴ですし、その時間は既に自身が限界を迎えつつある時間帯なので

深い考察はほぼ不可能ながら楽しんでいます。

 

最近のドラマや小説、ゲーム等は本当にストーリーが良く練られていて

様々な伏線やその回収が秀逸であればある程賞賛されますよね。

確かにそれを体験すると本当に凄いと唸らされます。

一方、上記のドラマは恐らく今後そういった部分が出て来るんでしょうが、

それとは別に頭を空っぽにして楽しめる様な要素があり

ストーリーを深く知らなくても楽しめちゃう部分がウケる部分でもあり

自分もその1人であった、という訳です。

時代の流行にやや遅れながらも"面白い"と言われるモノを観れたのは

生活の楽しみが1つ増えた様で嬉しいですね。

 

ドラマの中で気になるシーンが2つあったのでそれを載せたいと思います。

 

1つ目は岡田将生さんがゲスト出演した際のシーンで

「自分は途中で観たドラマの回が面白ければ、そのドラマは面白いと判定する」

というもの。

まさに今回の自分自身に当てはまる言葉です。

今の世の中はTVer等最初からコンテンツを観る事も出来る様になっていますが、

「最初から観なきゃダメじゃない?」という人達に対して

そんな風に思わなくても良いのでは?という

宮藤官九郎さんからのメッセージの様に感じました。

 

2つ目はベテラン脚本家がシナリオ作成に苦悩しているシーンで

「神の様に操りたいんだ」と語るところ。

秀逸な伏線回収をする為に筋道を作るのに難儀している場面です。

先程も載せた様に、伏線回収が秀逸であればある程評価されるのが現代の考え方。

自分が昔リアル脱出ゲームで体験した際にも、色々なところに伏線があり

それがクリアのヒントになっている事があったんですが、

今の制作側というのは常にそういったものを求められていて

本当に大変なんだろうなぁと思わせるシーンでした。

それに対して阿部サダヲさんが「取っ散らかったって良いだろ!」というのも

今の世の中の空気感に対する一言の様に感じましたね。

 

このドラマは昔と今を比較しながら一言物申したい、という想いを

上手に演出している様に感じます。

それだけでない要素も色々散りばめられていて

飽きないドラマだなぁと思っています。

ドラマは基本的に3カ月で終焉を迎えますし、今期のドラマは3月迄。

そこへ向けてラストがどうなるのか、注目したいです。