究め道

色々感じた事を書くブログです

北陸新幹線

先週の週末だったと思いますが、

東京から出発する北陸新幹線福井県敦賀まで延伸し

開通記念のイベント等が行われました。

撮り鉄乗り鉄の皆さんもそうですが

以前は石川県の金沢までだったのが延伸したので

地元の人以外も待ち遠しかった人はかなりいたのではないでしょうか。

 

自分は去年の3月に金沢に義両親と妻と4人で1泊の旅行をして来ました。

金沢も勿論良いところでしたし、兼六園や近江市場等を楽しみましたが

その際に金沢駅敦賀までの延伸が宣伝されていました。

ほぼ一年前の話なので、今回のニュースを観て

確かに宣伝してたな、と思い出しました。

 

今年の元日に石川県が震災の被害を受け、大変な思いを現在もしていると思いますが

政府が復興キャンペーンを打っているタイミングもあって

新幹線の延伸のニュースはジャストタイミングだとも思いました。

無事な地域では経済を活性化して観光客がお金を落とし

それが復興地域への支援金へと巡っていくから

元気な場所では積極的に旅行に行きましょう、という機運もあると思います。

自分も以前は「そんな気持ちになれないのでは?」と思っていましたが、

著名人が「健全な場所へは寧ろ遠慮なく行った方が良いです」と

発言しているのもあるので、自分も考えを改めました。

マインドの話なのでなかなか簡単には割り切れない部分もありますが、

無茶な行動さえしなければ良いのかな、と思う様にしています。

 

富山には未だ行った事はないのですが、

海産物が美味しいイメージはあります。

白エビや寒ブリが有名だと思いますが、

それ以外にも自分が知らない美味しい食べ物はいっぱいある事でしょう。

観光としては黒部ダムが圧倒的な知名度を誇りますが、

観光や温泉も楽しめれば旅行先としてはとても良い場所ですし

アクセスがしやすくなれば自然と旅行先の選択肢として

考えられる様になるでしょう。

妻とも行ってみたいね、と話をしていますし

機会があれば訪れてみたいものです

熱心には追えないけど

高校野球の春の選抜大会が開幕しましたね。

昔は暇を見つけて情報を追いかけていましたが、

年々そういった事をしなくなって来ているのは

自身の衰えを感じます。

一方、甥っ子は野球が好きな事もあって

プロ野球高校野球も観る様になっているらしく

話題についていける様にする事で

結果的に今の野球界を知る事にも繋がるので

個人的には少し頑張ろうとも思っています。

 

少し前のネットのニュースで読んだ様に記憶していますが、

今年から大会前の練習を再び甲子園で出来る様になったとか。

コロナ禍になって観客の制限等もありましたが、

プレイヤー側も以前の形を少しずつ取り戻せているのかな

と思うと、長い期間かかったものの感慨深さがあります。

コロナ禍で普段から思う様に練習が出来なかった頃に比べると、

技術的な問題もそうですが野球に対する熱量を持つ子が

ガクンと減ってしまうのではないか?と個人的には危惧していました。

現時点での統計等を見ている訳ではないので一概には言えませんが

以前の姿を取り戻すと共に周囲の熱量も戻ってきてもらいたい

というのがいち野球ファンとしての本音でもあります。

去年WBCで奪還したのが、良いアピールになってくれたら

と願っています。

 

自分は強い学校でプレーをしていた訳ではありませんが、

それでも高校野球は入部さえすれば誰でも出来るのが良いところ

と思っています。

強豪校で競争に敗れた子であっても、努力が無になってしまう事はないですし

控えやベンチ外だったとしても

引退後に大学や社会人に進み、プレーをしてもしなくても

その時の楽しかった事や辛かった事を仲間と共有出来る時間を持てる事は

今の自分の年齢になった事でとても貴重な事だったと思っています。

プロの様に門をくぐる事が大変難しいものではなく、

自分の意思さえあれば関われる、というのは

部活動の良い側面だと思うので

甲子園に出場している選手たちには勿論精一杯楽しんでもらいたいですし

出場を目指す学校をはじめとして様々な形で高校野球に関連のある人達には

後悔の無い日々を過ごしてもらいたいな、と思います。

コロナ禍になった事で、日常を問題なく過ごす事の貴重さを

実感する人は多かったと思うので。

 

選抜に出場する中には、将来的にプロ野球界の中核を担ったり

もしくはもっと羽ばたいてメジャーに行くレベルになる子もいる事でしょう。

そういった子を探しながら観戦するのもまた一興。

自分の出身地域の応援をするのも楽しみの1つでしょうし、

昨今では注目を浴びるブラスバンドの演奏を聴き比べてみたり。

時には毎日仕事で気持ちが滅入る事もあると思うので

若いエネルギッシュな姿を見てパワーを貰うのも良いのかもしれません。

 

時代が変わっても不変なものもある。

それを楽しむ事が、本当のスポーツ観戦なのかもしれません

遅れながらも

最近仕事が早朝からある事もあって早寝早起きの生活になり

結果として以前からあまり熱心ではなかったドラマ視聴を

もっとしなくなってしまいました。

眠気が来る事もありますし、翌日の仕事に支障が出ない様にする為ですが

早い時には9時頃に就寝するというおじいちゃんの様な生活に。

ただ、これによって健康は維持出来ているので良いのですが。

 

世間的に流行のドラマ等がネット上で騒がれる事がありますが、

それでも観る時間がないんだよなぁと思っていました。

今期は『不適切にも程がある』という阿部サダヲさん主演のドラマが

非常に好評であるという話はネット上で確認していました。

それでも関心が…と思いながら、数週間前の金曜日に

「明日は休みだからのんびり夜を過ごすか」と思って

ボーっとテレビを観ていると、そのドラマがスタート。

自分が意図した訳ではなく、偶々「あっ、これ今話題のヤツだ」と気付いたので

どうせだったらと思ってその回を観ました。

ストーリー的に言うと中盤辺りだと思うのですが、

結果的に笑ってしまったり懐かしがったりで1時間引き込まれてしまいました。

妻も途中からドラマに気付いて、最後まで一緒に観て

「これ面白いね」なんて話をしながら寝ました。

 

皆さんが話題にしているので内容については割愛しますが、

脚本の宮藤官九郎さんの世界観が全開という感じがしましたね。

途中からの視聴ですし、その時間は既に自身が限界を迎えつつある時間帯なので

深い考察はほぼ不可能ながら楽しんでいます。

 

最近のドラマや小説、ゲーム等は本当にストーリーが良く練られていて

様々な伏線やその回収が秀逸であればある程賞賛されますよね。

確かにそれを体験すると本当に凄いと唸らされます。

一方、上記のドラマは恐らく今後そういった部分が出て来るんでしょうが、

それとは別に頭を空っぽにして楽しめる様な要素があり

ストーリーを深く知らなくても楽しめちゃう部分がウケる部分でもあり

自分もその1人であった、という訳です。

時代の流行にやや遅れながらも"面白い"と言われるモノを観れたのは

生活の楽しみが1つ増えた様で嬉しいですね。

 

ドラマの中で気になるシーンが2つあったのでそれを載せたいと思います。

 

1つ目は岡田将生さんがゲスト出演した際のシーンで

「自分は途中で観たドラマの回が面白ければ、そのドラマは面白いと判定する」

というもの。

まさに今回の自分自身に当てはまる言葉です。

今の世の中はTVer等最初からコンテンツを観る事も出来る様になっていますが、

「最初から観なきゃダメじゃない?」という人達に対して

そんな風に思わなくても良いのでは?という

宮藤官九郎さんからのメッセージの様に感じました。

 

2つ目はベテラン脚本家がシナリオ作成に苦悩しているシーンで

「神の様に操りたいんだ」と語るところ。

秀逸な伏線回収をする為に筋道を作るのに難儀している場面です。

先程も載せた様に、伏線回収が秀逸であればある程評価されるのが現代の考え方。

自分が昔リアル脱出ゲームで体験した際にも、色々なところに伏線があり

それがクリアのヒントになっている事があったんですが、

今の制作側というのは常にそういったものを求められていて

本当に大変なんだろうなぁと思わせるシーンでした。

それに対して阿部サダヲさんが「取っ散らかったって良いだろ!」というのも

今の世の中の空気感に対する一言の様に感じましたね。

 

このドラマは昔と今を比較しながら一言物申したい、という想いを

上手に演出している様に感じます。

それだけでない要素も色々散りばめられていて

飽きないドラマだなぁと思っています。

ドラマは基本的に3カ月で終焉を迎えますし、今期のドラマは3月迄。

そこへ向けてラストがどうなるのか、注目したいです。

知性あればこそ

R-1グランプリが少し前に行われ、自分は知らない芸人ですが

ネクストブレイクになる人が出て来るのかな?と思っています。

観てないので内容については割愛しますが。

出場者の中に吉住という女性芸人がいて、W-1の優勝経験もある実力者ですが

披露したネタが物議を醸している、というネットニュースを観ました。

自身がデモ活動家という中で、婚約者の家にお邪魔して結婚の許しを得る

というストーリーのネタだった様ですが、

それが面白いと思う人もいればそうでないと受け取った方もいた様で。

 

お笑いの1つの手法として揶揄があると思います。

揶揄の言葉の意味はからかうという意味合いになりますが、

皮肉的な言い回しの表現としても使われます。

デモというのは正当に行う分には一般人に許された権利ですが、

中には正当な権利である事を盾に無茶な行動を取る方も中にはいますよね。

それをメディア等を通じて知っている方もかなり居る事でしょう。

これを彼女は誇張して表現したのでは?というのが

観てない自分の感想だったりします。

違ったら申し訳ないですが。

相手にわかりやすく伝える為に大袈裟な表現をする事も

そんなに珍しい話ではないので、誇張自体もそんなにおかしな事ではない

と思います。

 

そもそもの話ですが、落語等の話芸というのは相手に伝わらなければ

意味を成さないので、誇張したりしてわかりやすくする一方、

観る・聞く側にも一定の知性が求められると個人的には思います。

話の意味・意図を理解する為には脈絡に気付く必要があります。

これってかなり素養がなければ出来ない事なんですよね。

例えばの話ですが、アメリカの人の話芸でアメリカンジョークを披露すると

アメリカ人はウケたりしますが、日本人には???と通じないケースがありますよね。

英語が出来るだけでなく、その土地の文化だったり生活環境や

関係性が把握出来てはじめてジョークがジョークとして成立するのです。

逆によく言われるのが「ツッコミの時に何故叩くの?」という

外国人の声がありますが、日本人はそれについて不思議には思いませんよね。

最近はツッコミで叩くのがNGな風潮をやや感じますが、

これも同じ話だと思います。

一方、誰が観てもわかりやすい笑いというのもありますね。

チャップリンやミスタービーンがその部類に入ると思いますが、

そういう笑いはかなり稀有なものなので

基本的には前者の様な笑いが多いんだと思います。

 

自分の話になりますが、子供の頃は国語で読解力がなくて苦労しました。

今でも自信を持って主張出来るレベルではないですが、

新聞を読んだりして字に触れる事を継続しているつもりです。

そうする事で、普段の会話の際に相手の意図を理解しやすくなった側面は

あると感じています。

 

話の冒頭で吉住がネタにしたものについて触れましたが、

これは全ての事に関してそうなのでは?と思います。

近年お騒がせしている自民党の裏金問題もそうですが、

自身に追求が来ない様な答弁をされている姿を見て

「情けない姿だ」と視聴者が思うのも、知性が備わっているからそう感じる訳で。

文字で書き起こした際の文面上は問題がなくとも、

答弁時の表情や言葉の強弱、過去の背景を考えれば

疑わない方がおかしい様なものです。

別の話として、何気ない発言の揚げ足を取られて炎上する事もありますが、

それも話の前後を見ずに自分の都合の良い部分だけを切り取って

ギャーギャー言う人も同様かな、と。

 

日本人は幼少期に学校という集団生活をし、会社でも団体に属する事が多いので

集団生活には慣れていると思います。

その為、その集団の感性は似て来るのではないかと思うのです。

勿論勉強等もそうですが、誰が何を感じたり考えながら行動するのかを

見ている事が知性を生むと個人的には思っています。

その感性が表現者とどの様な隔たりがあるかによって

感想が異なって来るのかな、と。

 

あとは、隔たりが仮にあったとしても

批判せずに「そういう感覚もあるんだな」くらいの器量で

物事を見るのも良いかもしれませんね

『推し活』って

昨今では『推し活』というワードがとても一般的になっている様に感じます。

元々は特定のアイドルを応援する時に言う言い方だったと思っていますが、

そこから派生して「自身が気持ちを捧げているモノへの行動」

というニュアンスに変わっている様な気がしています。

言葉やその意味はその時々で変化するものなので

それについての言及をするつもりはあまりないのですが、

発祥がスラングとまでは言わないですが

所謂オタクと言われる人たちが自分達だけで楽しんでいた言い方が

世間一般化するというのも今の日本らしいといえばらしい気がします。

昔はオタクと言うと忌み嫌う様な感じでしたが

長い期間を経てオタクという定義がアイドルやアニメだけでなく

スポーツだったり健康だったり、違うものであっても

探求心が旺盛な人であればそれをオタクと表現する事が

割と普通になってきた様に見えるので。

 

"推し"というのは人それぞれですよね。

アイドル・俳優など、対象が人のケースもあれば

アニメなどのモノのケースもありますし

最近では特定企業の熱烈なファンという"会社"が対象になる事も。

好きな気持ちが原点なので、少々行き過ぎる行動をする人も中にはいますが

損得勘定を超えた感情を総じて"推し"という言い方になるのかな

と個人的には解釈しています。

テレビで好きなものの話になると饒舌になる人がいますが、

気持ちとしては理解出来るのと同時に

番組として成立させる為には混沌とさせない様にしなければならないので

観ていて偶に「これはカオスだな」と思う事もありますが。

 

少し前の話ですが、自分の実家に家族が集まっている時の事。

弟が笑いながら言っていたんですが、

弟の奥さんと友人がお茶をしていた時に

奥さんが友人から「旦那さんって、趣味〇〇(奥さんの名前)だね」

と言われたんだそう。

弟は普段から気遣いはしっかり出来る方なんですが、

奥さんが困らない様に動いているのを常に見ていたらしく

そう言われたのだとか。

それを弟が奥さんから言われたらしく

ちょっと照れくさそうにしながら笑っていました。

 

そんな話を聞いてからの我が家の会話で偶に出て来るのが

「私の『推し活』は貴方だと思っている」と。

自分的には推し活をしているつもりはないんですが、

妻が行きたいところへ連れて行ったり

妻の両親と一緒に食事をして楽しんだりしているのは

結果的に妻を推している、という事になるのかもしれません。

お互いがそう思えているうちは

恐らく我が家は平和だと思います

悲しいニュース

少し前の話題かもしれませんが。

日本を代表する漫画家の1人だった鳥山明氏が亡くなりましたね。

自分は40代の男ですが、この世代で知らない人はいないのでは?

と思う程の名作「ドラゴンボール」を筆頭に

多くの大ヒット作を世に輩出。

それだけでなく、自分をゲーム好きにさせたドラゴンクエスト

キャラデザインを初期から担当していた事でも有名ですし、

ドラクエだけでなくマンガ以外の仕事も沢山されていた方でした。

 

自分が知る限りですが、エピソードも様々。

元々はサラリーマンとして社会に出たものの

自分には合わないと感じて退職後に漫画家を目指したとか、

イラストの質の高さは誰もが感じていると思いますが

日本漫画界の第一人者とも言える手塚治虫氏が

鳥山明氏のイラストを見てショックを受けたとか、

ドラゴンボールはピッコロ大魔王に勝利して

天下一武道会で優勝するのを締めにしたかったものの

あまりの人気ぶりに渋々続編となるナメック星の話がスタートするとか。

現在では漫画が世界的に広まっていますが、

そのターニングポイントになった方であるのは間違いないでしょう。

日本だけでなく世界的に愛された漫画家だと思います。

漫画やアニメをクールジャパンとして売り出す事もありますが、

鳥山明氏がいなければそんなコンテンツは存在しなかった事でしょう。

 

亡くなった後のネット記事で、onepiece尾田栄一郎氏をはじめ

現在第一線で活躍している漫画家がこぞって敬愛しているのも

漫画だけでなく人柄もまた良かったのでは?と勝手に思っています。

鳥山明氏が手塚治虫氏の影響を受けていた様に

今の漫画家が鳥山明氏の影響を受けているのもまた感慨深く感じます。

系譜というべきかはわかりませんが、

多大な影響を受けた人への敬意を忘れることなく

そして驕る事もなく我々を楽しませ続けてくれる方々には

これからも応援したいと思いますね。

 

ドラクエのデザインも秀逸でした。

構想を考える堀井雄二氏のラフ版ではおどろおどろしい姿だったスライムを

ゲームをプレイした事がない人でも思い出せる姿に替えたのは

ドラクエ好きな人なら有名なエピソードです。

ドラクエ5から(原点は4ですが)モンスターを仲間に出来る様になり、

自分のお気に入りのキャラが仲間になるのはとても嬉しかったですし

鳥山明氏の愛着の湧くモンスター像でなければ

その様に感じながらプレイする事はなかったでしょう。

 

年齢でいうと68歳なので、まだまだ出来る事もあったと思います。

若くして亡くなる漫画家のニュースを観る度に

座り続けての作業が凄く過酷な事なんだなと認識させられますが、

天国で好きな事をゆっくりしてもらいたい気持ちです。

また、自分としてはこれからもコンテンツが残っている限り

漫画やゲームを楽しませてもらいたいと思っています。

それが少しでもはなむけになれば、と願いながら。

資産管理の難しさ

前に小学生の金銭のやり取りの話をしましたが、

堅い言い方をするなら「自身の資産管理」は

大人でも頭を悩ませる問題ではないでしょうか。

 

先日ですが、高級腕時計のシェアサービスをしていたトケマッチという会社が

突然の解散を決行し、ニュース等で世間的にかなり騒がれています。

自分が知る概要を説明すると、

高級腕時計の所有者(仮にAさんとします)にトケマッチが

利息を払うので時計を弊社に預けませんか?と話をします。

トケマッチが時計を預かると、今度は高級腕時計を

所有していないけど使ってみたい人(Bさんとします)に

弊社のサブスクに入ると好きな時に好きな時計が使えますよ、と話をします。

Aさんは利息が得られ、Bさんは大金を持たずに高級腕時計を使用出来る

というサービスがトケマッチの商売でした。

ただ、今回問題なのは最終的に顧客から預かっていた腕時計を売却し

資金化した上で海外逃亡している、という事なので

色々やらかしてるんだな…と。

西山ファームも現在ニュースになっていますが、

パターンこそ違えど投資詐欺系の話としては同様ですね。

 

トケマッチの話ですが、そもそもの発想は面白いなと思いました。

自己資金がなくても出来てしまう仕事ですし、

セールストークの巧みさが多くの人を惹きつけたんでしょう。

しかし、少し立ち止まって考えるとBさん側が返却に応じなかったら?とか

トラブルが起きた際にAさん側にどういう補償を考えていたのか?とか

詳細を知らないながらに穴がありそうな話だな、とも思いました。

投資系の話というのは総じて疑ってかかった方が良いと個人的には考えていますが

今回の話では多分に漏れず、という事だったんでしょう。

 

こういう時に信頼出来る要素とは何か?と考えると、

長期に渡って存続している企業だったり

その会社の親会社が有名企業だったり。

そういうところが1つの目安にはなるかなと思います。

逆に言うと、新しい事業を始めるのにはリスクもありますし

信頼を得る事もまた難しいものでもあります。

自身の資産を預けるには「儲かりますよ」の言葉だけではなく

それなりの理由がないとダメかな、と。

 

人間が生きていく上で資産はとても重要なものの1つです。

憲法に「最低限度の生活」として

『健康で文化的な生活水準を維持する事が出来る状態』と明記されていますが、

この為に殆どの人はお金を利用しています。

言い方を変えると、大小の差はあれど普段から資産管理をしている

という事にもなります。

『資産が増える≒自身の選択肢が増える』というのはほぼ全ての人が理解しており、

だからこそ資産運用をしたがっている、というのもわかります。

先日の小学生の話も今回のトケマッチの話も

こういう各個人の思惑を利用した"悪い話"という事ですね。

 

政府が投資に着目して呼びかけをしていますが、

資産管理については勉強不足な人が多いのでは?と思っています。

勿論、自分もその1人です。

だからこそ、今の自分に出来る事は「危うい事はしない」

という選択を取っています。

今後の人生も考えると、次に資産運用をしたいと思うタイミングは

既に時遅しの感があるのも理解しています。

それでも今安易に手を出すのはリスクがある、というのが自身の見解です。

この結論について否定的な意見がある事も想像出来ますが

逆に言うならそれだけ資産管理というものは難しい

と自分自身は思っている、という訳です。

 

TOKIOの宙船という歌の歌詞に

  その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ

  おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

という歌詞がありますね。

自分はこの歌詞を「自身の運命を他人に委ねてはならない」と解釈しています。

資産管理をするなら、十二分に勉強をした上で自己責任でやる。

人のせいにする様なやり方はしない、と決めています。

成功して喜んでも、失敗して悔やんでも、

最後に責任を取ったり、救ったり出来るのは他ならぬ自分自身なので