究め道

色々感じた事を書くブログです

『推し活』って

昨今では『推し活』というワードがとても一般的になっている様に感じます。

元々は特定のアイドルを応援する時に言う言い方だったと思っていますが、

そこから派生して「自身が気持ちを捧げているモノへの行動」

というニュアンスに変わっている様な気がしています。

言葉やその意味はその時々で変化するものなので

それについての言及をするつもりはあまりないのですが、

発祥がスラングとまでは言わないですが

所謂オタクと言われる人たちが自分達だけで楽しんでいた言い方が

世間一般化するというのも今の日本らしいといえばらしい気がします。

昔はオタクと言うと忌み嫌う様な感じでしたが

長い期間を経てオタクという定義がアイドルやアニメだけでなく

スポーツだったり健康だったり、違うものであっても

探求心が旺盛な人であればそれをオタクと表現する事が

割と普通になってきた様に見えるので。

 

"推し"というのは人それぞれですよね。

アイドル・俳優など、対象が人のケースもあれば

アニメなどのモノのケースもありますし

最近では特定企業の熱烈なファンという"会社"が対象になる事も。

好きな気持ちが原点なので、少々行き過ぎる行動をする人も中にはいますが

損得勘定を超えた感情を総じて"推し"という言い方になるのかな

と個人的には解釈しています。

テレビで好きなものの話になると饒舌になる人がいますが、

気持ちとしては理解出来るのと同時に

番組として成立させる為には混沌とさせない様にしなければならないので

観ていて偶に「これはカオスだな」と思う事もありますが。

 

少し前の話ですが、自分の実家に家族が集まっている時の事。

弟が笑いながら言っていたんですが、

弟の奥さんと友人がお茶をしていた時に

奥さんが友人から「旦那さんって、趣味〇〇(奥さんの名前)だね」

と言われたんだそう。

弟は普段から気遣いはしっかり出来る方なんですが、

奥さんが困らない様に動いているのを常に見ていたらしく

そう言われたのだとか。

それを弟が奥さんから言われたらしく

ちょっと照れくさそうにしながら笑っていました。

 

そんな話を聞いてからの我が家の会話で偶に出て来るのが

「私の『推し活』は貴方だと思っている」と。

自分的には推し活をしているつもりはないんですが、

妻が行きたいところへ連れて行ったり

妻の両親と一緒に食事をして楽しんだりしているのは

結果的に妻を推している、という事になるのかもしれません。

お互いがそう思えているうちは

恐らく我が家は平和だと思います