究め道

色々感じた事を書くブログです

ニューノーマルとは?

新型コロナウイルスが世界的に蔓延する様になって1年以上が経ち、

生活パターンや世の中の動きはかなり変化した様に思います。

去年のGW頃に緊急事態宣言が発令され、

「新しい日常」という言葉を使って行政は盛んに色々な事を訴えていましたね。

それ自体は自分としては特に問題視するつもりはありません。

というか、善し悪しの判断を出来る程の人間だと思っていないので。

しかし、新しい日常、ニューノーマルという言葉について考えてみると

なかなか考えさせられるなぁと最近思う様になりました。

 

分かりやすく言うなら、コロナ禍になって出掛ける先々に消毒薬が設置されたり

マスクの着用を訴えるポスターが貼られているのを見かけます。

これもニューノーマルの1つでしょう。

しかし、よくよく考えてみるとそういったものだけでなく

世の中は常に変化し、ニューノーマルを求めらているのだとも思うのです。

 

オリンピック関連で言うと、開会式の聖火ランナー大坂なおみが起用されましたが

彼女が人種の多様性の象徴の様に語られていたのも

ある意味ではニューノーマルなのかな、と。

国際結婚自体は昔からあるものですが、そういった人たちを

オリンピックという国際的なイベントを発信の場にして

差別主義の解消や多様性を認める社会を訴えていた様な気がします。

LGBTqについても同様ですね。

理解を深めて、今後どの様に対応していけば良いのかを

提起する機会だったと個人的には感じました。

その一方で、内容は違えど、テレビ番組でコメントを求められた人が

その発言内容で問題視され謝罪する事もあるなど

まだまだ一般的に浸透するには時間のかかる話だな、とも同時に感じました。

 

全く別の話ですが、妻が先日テレビで年の差カップルの関係を観て

幸せそうな姿を見て感想を言っていました。

それを観ていなかった自分としては妻の感想を聞くのみでしたが、

親子ほどの年の差であっても幸せなら、それもまたアリなのかな、と思いました。

昭和初期の頃だと結婚するのは当たり前、しかし恋愛結婚はありえない、

というのがスタンダードだったそうで。

お見合いによる結婚などが主流だったそうですが、

そこから恋愛結婚をする事が素敵なこと、という流れに変わっていきます。

しかし、変わらない価値観としては子供を産むことなどもありましたが、

年の差が相当ある結婚だと当然ながら子供を望む事はなかなか難しい訳で。

時代の流れという言葉で片付けがちですが、

それもまた新しい形が認められてきている、という事なのかな、と。

 

自分が子供の頃の話ですが、宅八郎さんという方がテレビに出現し

「オタク」という言葉が一般化しました。

当時はかなり異質な存在でしたが、現在ではオタクは完全に認知され

中には尊敬される様な存在になるケースもある事を考えると、

これもまた時代と共に変化したもの、と言えるでしょう。

 

もう1つ例を挙げると、今では家にパソコンや

スマートフォンなどがあるのが当たり前ですが、

1990年代にマイクロソフトやアップルがパソコンを普及させる迄は

馴染みのない高級な機械でした。

機械に対する耐性の薄い若い人間がこぞって取り入れ、

それを真似する様に大人たちが悪戦苦闘しながらも覚えていく。

当時は「パソコンが出来ない大人は乗り遅れる」なんて言い方もされましたが

もうすぐ70歳になる両親は共にパソコンを使って年賀はがきを作成したり

撮り貯めた写真をクラウドで保存する様になるなど

高齢になっても時代に対応出来る様に頑張っています。

 

時代と共に何事においても変化していく事はある意味当たり前で

そういう変化にどれだけついていけるのか。

これが大事なポイントなのかな、と最近思います。

つまり、今風の言い方をすれば、

ニューノーマルとは「常に情報をアップデートすること」

色々な人がいて、色々な価値観があって。

勿論ダメな事もあるとは思いますが、

情報をアップデート出来る柔軟な頭と心。

これを持ち続ける事こそが1番のカギなのかな、と思いました。

 

人間、日々勉強ですね