究め道

色々感じた事を書くブログです

こういうのを待ってた

一昨日・昨日と野球の日本代表が欧州選抜と親善試合を行いましたね。

日本が2試合とも勝利するだけでなく、2試合目は出場した5投手が

完全試合リレーを達成するという内容でした。

今回の試合を開催するにあたって選考メンバーで大学生4人を選出するなど

(1人は怪我の為出場は出来ませんでしたが)

村上や近藤といった実績のある選手以外にも

将来性のある選出だったことと

その選手が躍動していた、というのは選んだ側も嬉しかった事でしょう。

自分もアマチュアは詳しくないので選ばれた選手がどんな感じなのか

観ていてとても新鮮に映りましたし、

今秋に世界野球のプレミア12が開催予定で

そのメンバーには流石に選ばれないとしても

後にプロ入りして順調に成長をしていけば将来の日本代表の中核になる

であろう事もイメージ出来ました。

去年のアジア大会では決勝で韓国を破って優勝しましたが

新監督の井端氏の戦い方が観る人を唸らせる感じだったので

今回の試合及び選手選考でも他の人には出来ない様な独自色もあり

その選手が期待に応える事で更に期待出来るチームに

なって来ているのではないか?と思いましたね。

まだ就任してそんなに時間が経っている訳ではないですが、

井端監督の明確に悪い点というのは見つからないですね。

 

野球の日本代表監督はサッカーと比較しても旨みが少なく

悪い言い方をすればババを引く様なポジションだと思っています。

国民は世界の頂点を期待しますし、メンバー選考で選手側が拒否するケースも

あり得る事でしょう。

そして、拘束期間が非常に長く、高給ではないとなると

そりゃ誰もやりたがらないよ、と言いたくなる感じです。

去年第5回のWBCで栗山氏が監督になり優勝しましたが、

1・2回の連覇後の人選は正直首を傾げたくなる様な感じでした。

本人には失礼かもしれませんが、山本浩二氏も小久保氏も

監督としての実績に乏しいだけでなく独自色を出すタイプというよりは

優秀なブレーンが居ないと袋小路になるタイプだと思っていたので

就任時からあまり良いイメージは湧かなかったです。

稲葉氏が監督に就任した際は流れが少し変わったのか?

と思いましたが、監督だけでなくコーチ陣もしっかりとした人選を

する様になってくれたと個人的には感じました。

今回の井端監督も、彼だけでなく首脳陣にはまだハッキリとした実績こそなくても

個々の役割を全うしている感はあるので

そういう意味でも応援したくなるチームになったなと思いますね。

もっと言えば、こういう国際大会での経験を活かして

今の首脳陣には以後どこかの球団で活躍するなど

選手以外の人にも恩恵が得られる様な仕組みになって欲しいな、と思います。

 

栗山氏がヌートバーを招集して活躍し人気を博した様に

今回の親善試合でも大学生の躍動は目を見張るものがありました。

勿論、ネクストブレイクのプロ選手も然りです。

チームとして強い、というのもありますが

こういう新戦力の発掘と活躍が好循環で行われていると

やはりチームとしては魅力的に映るもので。

そうなれば観ている側も応援したくなりますよね。

個人的には「こういうのを待ってたよ!」と言いたくなる感じです。

プロ野球は興行という面があるので"魅力"というのも大事な要素。

今の野球界には是非とも大事にしてもらいたい循環だと思います