究め道

色々感じた事を書くブログです

航空事故について

年始に起きた能登半島地震の被災地支援で自衛隊羽田空港

利用しようとした際に起きた事故で

現在様々な情報が飛び交っています。

ちなみに、自分が主に入手している情報源はテレビとネットニュースです。

X(旧twitter)はアカウントを持っていないのもありますが、

情報拡散スピードの早さが特徴的である一方、デマも多数あると聞くので

自身での処理は無理だと判断しています。

年齢的に諦めているというのもありますが。

 

事故直後は管制塔からの指示を誤認して海保機が滑走路に侵進した

という見解でしたが、

原因の究明は出来かねているのが現状ですよね。

今後の対策で人員の配置が言われたりしていますが、

究明も完了していないのに対策するのって意味あるのか?

と思ったりもしています。

現時点でも稼働中だから急がなければならないのは理解出来ますが、

国交省の発表は正直付け焼刃感が強すぎて

機能している様には思えないので。

別件で政治に対する不信感が高まっている昨今において

拙速な対応も遅々として進まないのも悪手なのは事実。

国交省が矢面に立って対応しろとは言いませんので

二の舞が起きない様な対策を求めたいですね。

 

視点は違うかもしれませんが、ヒューマンエラーというのは

どうしても起きてしまうもので。

そうならない為に機械等による監視や制御があるのだと思いますが、

それが今回しっかりと機能していたんでしょうか?

個人的にはそういうものってあると思うんだけどなぁ

と素人でも考えられるんですが。

詳しくないが故に想像を働かせる事しか出来ませんが

そういう話って出て来ないんだろうか?とは単純に思います。

 

SNSでは飛行機内に居たペットが脱出出来なかった事による論争が

起きている様ですが

かつて犬を飼っていた人間として言える事は

犬を飼っている間に出来る事と出来ない事は明確にある、という事です。

ペットが癒しの存在である事は世間的にも理解出来る事だと思いますが、

車や飛行機で移動するストレスを0にする方法は皆無ですし

理解させる事もほぼ無理だと思います。

性格的に向いている・向いてないもありますが、

自分が飼っていた時には自己責任で車に乗せて

あまり遠方ではない宿泊施設に泊まるのが精一杯でしたね。

それが現実だと思いますし、飛行機に乗せる際の注意事項に載っている条文を

正しく理解していればこんな論争も起きない訳で。

ペットを家族の一員と思うのは勝手ですが

それはあくまで『ペットは家族=個人の解釈の範疇』と理解すべきで

そもそもペットを飼う時点で看取る迄の覚悟を持つだけでなく

出来なくなる事柄が沢山あるのを理解した上で迎え入れるべきかな、と。

ペットに関してはそれぞれ私見があると思いますが

少なくとも自分はそう思います。

 

先日ですが、当該旅客機に搭乗していた学生のインタビュー記事が

載っていたのでそれを読みました。

校閲をした上での記事だと思いますが、

周囲が火で囲まれると共に室内に煙が充満していく様子や

死を覚悟する心理状況の中、

中にいた乗務員や乗客の声掛け、避難する際でも助け合いが行われた事を

九死に一生を得た現在、人の温かみを感じたとポジティブに受け止めていました。

末筆に「今回の経験を活かして人の役に立つ仕事に」というのが

とても心が強い人だなと感じましたね。

 

同時に、その方はSNSでの発信をしないそうなのですが

「世の中には自分よりも見識のある専門家や頭脳の優れた人は沢山いるので

自分の浅はかな知識で発信するのは危ないと思っている」と。

この文面だけで、この人がいかに聡明かというのが感じ取れます。

自分も含めてですが、私見を述べるには

相応の覚悟も必要だという事ですね。

 

飛行機事故は1度でも起きてしまうと凄惨なものです。

だからこそ安全に万全を期す方々が常に居る事と

ヒューマンエラーが起きない様な仕組みの構築は待ったなしの話。

結果として利用時の金銭に跳ね返る事もあるのかもしれませんが、

いち利用者側としては色々と理解しなければならない事がありますね