究め道

色々感じた事を書くブログです

No1への渇望

野球好きとして触れずにはいられないのが

大谷翔平ドジャース移籍です。

なかなか話題に触れる事が出来ないまま日々が過ぎ、

最早賞味期限切れかもしれませんが載せたいと思います。

 

大谷がかつてよりプレーオフ進出を強く望んでいたのは

野球に関心がある方なら周知の事実でしょう。

しかし、所属していたエンゼルスではそれが叶わないまま在籍年数が一定を超え、

選手の権利としてフリーエージェント権を獲得。

大谷がチームに残留する為に出した要望やチーム内部での調整は

相当あったと推測はしますが、

結果として他球団に移籍する事を決意した

というのが大まかな流れだと思います。

 

移籍先のドジャースは野茂が初めて所属した球団として

野球好きの間では知られていますが、

チームとしての歴史もある名門。

近年でも戦力の拡充を含め常にワールドチャンピオンを目指している部分が

大谷の求めているものと一致した、と考えるのが妥当でしょう。

自分はメジャーに詳しくないのでわからないですが、

選手の総年俸が一定数を超えるとぜいたく税というものをMLBに支払ったり、

有力選手を移籍で獲得する為にドラフト権の順位が遅くなるなど

MLBの戦力均衡の考えからこういうシステムがあるのです)

多大な犠牲を払う部分もある訳ですが、

それよりも2023年現在で野球選手として1番注目を浴びる選手の獲得が

どれだけ影響を与えるものなのかを考えた上で

獲得に動いた複数の球団の中で大谷が選んだ球団だった、という事です。

 

日本人として嬉しかったのはWBCの優勝。

特に9回2アウト、1点差の場面で大谷vsトラウトというのは

マンガで書いたら「やり過ぎ」と批判されるくらいの出来過ぎたストーリーでした。

大谷がNo1を目指しているのは勿論ですが

WBCで目標を達成し、本人的には「次はワールドチャンピオン」

と思っていたでしょう。

個人としても唯一無二のプレイヤーである事は間違いありませんが

飽くなき勝利への追及が今回の移籍劇の顛末なのは言うまでもありません。

いちファンとして今後も夢を叶える姿を見たいと思っていますし

移籍した事でより期待をしてしまっている自分がいます。

 

高校時代にメジャー挑戦を表明した際には

二刀流を流石に考え切れなかったのが、

日ハム入団時の口説き落としとして二刀流の全面バックアップがあり、

メジャー移籍時もアメリカで懐疑的だった見解を

本人の意思を全面的に受け入れてくれたエンゼルスで吹き飛ばしたのは

『常識を打ち破る、というのはこういう事なんだ』と思いました。

本人の努力、周囲の同意や環境の充実、そして運。

全てがポジティブな方向に絡み合って生まれた偶然は

今、世界中の野球好きな人々をワクワクさせていると思います。

来季のドジャース1年目はトミージョン手術の影響で打者専念の1年となりますが、

今季ホームラン王を獲得した実力を見せつけて

再来年に二刀流を最大限活かしてチャンピオンに…なんて。

 

彼を語る事は、同時に夢を語る事なのかもしれません。

想いを勝手に押し付けているのは申し訳ない気持ちもありますが、

是非とも1年、いや1日でも長く彼の活躍する姿を観続けていたいものだ

と心の底から思います