究め道

色々感じた事を書くブログです

ゴミ拾い×スポーツ

日本発祥のスポーツと言うと何を思い浮かべるでしょうか?

オリンピック種目にもなっている柔道等の武道や

競輪とかを思い浮かべる方はそれなりにいるかと思います。

 

近年世界中で合言葉の様に流行しているSDGsという考えがありますが、

その中の1つに「ゴミを減らす」というものがあります。

以前から海洋ゴミをカメが間違って食べて死んでしまう等の話はありましたが

ゴミのポイ捨てを減らしたり、適切な処理を行えば

その様な話は出て来ない訳で。

ゴミの量を減らすのは難しくても、「分別を心掛ける」とか

「ポイ捨てはしない」くらいなら個人の努力でも可能ですよね。

 

ゴミのポイ捨てに対して各自治体やボランティアの方々が

ゴミを回収する姿を目にしますが、

これをスポーツにしちゃうのはどうだろうか?と考え、

「スポGOMI」と称して活動している方々がいるのは御存じでしょうか。

自分も知ったのはそんなに昔の話ではないのですが、

近年のSDGsをはじめとした環境衛生の意識の高まりも相まって

最初は国内の一部だけでやっていたものが

今ではワールドカップとして20か国が代表選手として来日し

激戦を繰り広げる迄になったようです。

 

自分が実際に参加した訳ではないので、テレビを通じて概要を説明すると

3人1組で参加可能のイベントで、制限時間内に指定されたエリア内から

ゴミを回収する、というもの。

ゴミの量と質でポイント化され、1位を目指す

という感じです。

誰かが捨てたゴミ、というネガティブなものを

宝探しの様にやっているのは少々ふざけている様にも見えるかもしれません。

しかし、勿論参加者は一生懸命やっていますし

結果地域の美観向上にも繋がりますし

ゲーム化して楽しくやろうという「ゲーミフィケーション」の原理を

巧みに使ったものだと思いますね。

 

勿論、ゴミのポイ捨てがなくなる世界が理想ですが

現実問題としてなくなる事はないでしょう。

そして、この大会が行われているからゴミをポイ捨てしても良いよね

と言える事にもなりません。

ただ、直面している問題に対してポジティブにアプローチする姿は

素直に凄い事だと思いますし

こういう事を考える人って本当に頭が良い人なんだろうなぁと思います。

 

何故この話をしたかと言うと、先日の仕事の昼休みで外食後に

少しゆっくり歩いていた時に

国旗の入ったゼッケンを着た複数の方がウロウロしていたので

「なんだこれは?」と邪魔にならない様に見ていたら

スポGOMIの方々だった事が発覚。

調べてみると、会場がすぐ近くだった、というオチです。

興味はありましたが、実際に目の前で行われている姿を見て

競技ではあったんでしょうが凄い事をしているなぁと

感心したので思わず載せてしまおうと思いました。

本当に面白い取り組みだと思います