究め道

色々感じた事を書くブログです

違法かどうかではなく

最近ニュースでよく耳にする様になった大麻グミ、というもの。

他にもクッキーやらなんやらあるそうですが、

連日報道の結果なのか企業へ販売停止を勧告したそうで。

麻薬取締官も動いている話をしていましたし、

どこが終着点になるのかは注視しようと思っています。

大麻の成分と似せて作っている事から違法にはならない

というのが謳い文句の様ですが、

アンダーグラウンドのものが大衆の目に触れたら結局こうなるよね

というのが率直な感想ではあります。

 

昔から脱法ハーブとか色々なものはありましたよね。

表現や形を変えて現代でもそういったものは残っている訳で。

自分が学生の時にもおかしな話題というのは周囲にありましたが、

正義感とか下手に首を突っ込むと面倒でしかないと思っていたので

無関心を装って話に加わらない様にしていました。

当時から充分な知識があった訳ではないですが

雰囲気から察するに、という感じですね。

 

現代は様々な情報に溢れていると思っています。

SNSスマートフォンの発達が後押ししているのは間違いありませんが、

それに伴って偽りの情報も氾濫していると思います。

正しい知識が無い状態でそれを目にすると

「なるほど、そうなのか」と思い込んでしまいますよね。

今回の薬物に関してだけでなく普通のニュースでも同じですが、

そういう意味で情報源の信頼度は大事だと思います。

以前にも似た様な事を載せましたが、

そういう意味でテレビ等はまだ一定の倫理観が残っているかな

とは思いますね。

(一方、羽生結弦氏が妻と離婚した一連の騒動は明らかに

メディア・報道側に問題があるのでそれを是としている、という意味ではないです)

少し話が逸れるかもしれませんが、youtuberが悪い事をしている人間を捕まえる

という「私人逮捕」というジャンルがあるそうですが、

それだって当人の逮捕が昨今続いているのを見ると

信頼度が足らない人物の言動を支持しているのも

情報に踊らされているのと同等ですよね。

本当に支持されたいのだとしたら、叩けば埃が出るであろう

政治家をターゲットにして追い込んでみたら?と思いますね。

それが出来ないのは、リスクを避けているにほかならず

お遊びをしているのと同じだと思いますよ。

 

以前少しだけ薬局に勤めていたので、その際に知った事ではありますが

耐え難い程の痛みが出る病気や怪我に対して

その痛みを緩和する為に麻薬成分が入った薬を使用するというケースはありますが、

その管理は厳格に行われており、普通の人が手にする事はまず出来ません。

手軽に手に入れられない様にする、という当たり前の話ではありますが

それだけ危険なものである、という認識なのです。

薬剤師は国家資格なので扱える人もまた僅か。

そういうものなんですよね。

 

今回のものは違法ではないんでしょう。

しかし、そういう知識があれば作成が可能でしょうし

販売も可能な訳です。

所謂法律の穴を突いた商売な訳ですが、

一般的な倫理観からすれば話にならないレベルの案件ですよね。

しかし、昨今の飽和した情報の世界で偽りの情報を使って巧みに誘導し

購入者を増やしていった、という事なんでしょう。

そういったものに対して正しい判断が出来る人間にならなければいけないですし、

その為の教育って大事だよな、とつくづく感じるのが

今回の一連の話だと思います。

学校が、親が、と責任を押し付け合うのではなく

大事だと思う相手に自然に正しい知識を与えられる様な

社会になって欲しいなと個人的には思います。

 

そんな理想論を掲げても、と思う方もいるかもしれませんが

誰かが教えてお終いというものではなく

その後もずっとお互いに見守っていかなければ

いつ道を踏み外すかわからない訳ですからね。

不干渉・過干渉はいかがなものかと思いますが、

地域や人物との繋がりというのはある程度は大事だと思います