究め道

色々感じた事を書くブログです

日本一、決まる

プロ野球の日本シリーズが昨日、7戦目で終結

4勝3敗で阪神が38年ぶりに日本一になりました。

前回の日本一は1985年。

野球ファンの間ではお馴染みのバックスクリーン3連発があった年です。

阪神の日本一が初めてだったこともあり

当時は狂喜乱舞していた事でしょう。

今回はそれ以来の2度目の日本一で

今回もまた大騒ぎになっている事と思います。

まずは優勝おめでとうございます、と言いたいですね。

 

正直、シリーズ中のターニングポイントは挙げにくいですね。

3戦目迄でポイントになるのは4番の大山にあたりが出る事と言いましたが

4戦目でサヨナラタイムリーが飛び出して一気に流れが来るか?

と思いましたが、5戦目も逆転する迄はオリックスペースでした。

6戦目は山本が意地の完投で流れを引き寄せましたし、

互角の戦いであった事は間違いないでしょう。

その中で勝因を挙げるとするなら、やはりMVPを獲った近本を含めた

中軸以外の打者が好調だったのは

オリックスに終始プレッシャーになったと思いますね。

それが大山・ノイジーの爆発の導火線になったと思っています。

 

それと、阪神の救援陣も良い仕事をしたと思います。

シリーズを通してオリックスに追加点を易々と与えなかったのは

阪神打線の安心感とオリックスに焦りを生ませる二重の効果があったでしょう。

近年では救援陣の重要さがクローズアップされますが、

オリックスだけでなく阪神も強力でしたし

これだけしっかりしているから強いチームなのだ

という証明にもなったんじゃないでしょうか。

日本では昔から投手力を重視する傾向がありますが、

近年の投手のレベルアップが著しいだけに

今後は打者のレベルアップがポイントになりそうですね。

 

オリックス側の視点で見ると、痛かったのは4・5戦目の敗戦でしょう。

4戦目は最終回のワゲスパックの乱調が痛かったですし、

5戦目は山﨑颯が抑え切れませんでした。

後日の論評記事を読みましたが、山﨑は3・4戦目の試合でベンチ登録が

されていなかったので調子は良くなかったのではないか、と。

その中、6戦目以降で戦力として計算出来るとありがたい

という中嶋監督の色気が出てしまった、という内容です。

(2戦目では登板していますが、大差だったので)

個人的にはその通りだと思いますね。

一戦必勝であると同時に、計算出来る救援投手が1人でも多く欲しかったはず。

4戦目のワゲスパックの乱調、3戦目の山岡も打たれていたので

山﨑が不調となると去年の日本シリーズで辣腕を振るった救援陣4枚看板の中で

計算出来るのが阿部と宇田川の2人。

抑えの平野、ビハインドを含めた便利屋的な小木田、

必殺仕事人的ポジションの比嘉以外でシリーズ中の戦力補強をしたかった

というのが気持ちとしてあったんじゃないかと推測出来ますね。

4戦目は同点だったので敗戦は仕方ないにしても

5戦目はリードする展開だったので、逆転負けは痛恨でした。

 

6戦目の山本はリベンジを見事に達成しましたが

7戦目は宮城が捉まったのが全てですね。

失投ではなかったので打者が一枚上手でしたが

拮抗する試合だと流れを決めるのはこういう事なんだというのを改めて感じました。

6戦目は山本が阪神にリベンジ、7戦目は阪神が宮城にリベンジ

という双方の意地も垣間見えましたし

とても白熱した日本シリーズだったと思います。

 

野球の時期が終わってしまうのは残念でなりませんが

盛り上げてくれた両チームに感謝しつつ

オフでしっかりとコンディションを整えた上で

来季以降も活躍してくれる事をいち野球ファンとして願いたいと思います