究め道

色々感じた事を書くブログです

クライマックスシリーズ開幕

プロ野球はレギュラーシーズンが終了し、

クライマックスシリーズに突入しています。

第1ステージはセリーグが広島、パリーグがロッテが勝ち上がり。

リーグ優勝した阪神オリックスが迎え撃つ形になりました。

 

パリーグの方では第1ステージの最終戦が特に盛り上がった様で。

自分は観ていなかったんですが、9回に入る時点で0-0だったので

白熱しているなぁと思っていました。

延長10回にビジターのソフトバンクが3連続タイムリーで3点を先制。

しかし、ホームのロッテが土俵際で大逆転しサヨナラ勝ちを収めた、とのこと。

ダイジェストも含めて観ていないので論評は出来ないですが、

ピリピリする展開だと、点が入る様なタイミングで

張り詰めていた緊張感が切れて一気に状況が動き出すケースがありますが

この試合はまさにそういった展開だったという事でしょう。

短期決戦なのでリリーバーを含めて惜しみなく投入するのはあるでしょうが

互いに継投の難しさが出たのではないかなと思いますね。

ロッテは近年救援陣の屋台骨となっていた澤村が打たれ、

ソフトバンクはクローザーのオスナをイニング跨ぎをさせなかったのが裏目に。

たらればの話になってしまうので継投に関しての是非は辛いところ。

10回裏の先頭打者だった代打・角中を抑えていれば

あっさりソフトバンクが勝ち上がっていた事でしょう。

勝負の分かれ目というのは難しいものです。

 

セリーグの方では広島がDeNAを下しました。

個人的にはバウアーの登板を観たかったですが、

広島のシーズン中からブレなかった首脳陣の姿勢が

第1ステージでしっかりと発揮された様に感じました。

監督が信頼して選手を送り出し、その気持ちに選手が応えるというスタイルが

そのまま出た感じですね。

1戦必勝のケースで色々作戦を練るのは当たり前ですが、

レギュラーシーズンからそれを徹底しているチームならまだしも

そうでないチームならば普段通りの戦い方をした方が実力を発揮出来るものです。

策略を張り巡らせて自滅するというのはありがちな話ですが、

そういう意味では広島は非常にシンプルだったと思いますね。

 

個人的に思う事として、第1ステージは過去にも

かなり熱戦を繰り広げるケースがありましたが

対して第2ステージでは最後までもつれる展開になった事は少ない気がします。

下位チームが勢いそのままに制するケースと

第1ステージで疲弊した下位チームが優勝チームに太刀打ち出来なかったケース

という両極端になる結果が多い気がしていますね。

キチンと調べた訳ではないですし、検証もしてないので理由は不明ですが

今後がどの様に推移するのかは見守りたいと思います。

 

メジャーではシーズンで100勝したチームが複数出るなど

圧倒したシーズンだった様ですが、

メジャーのポストシーズンではその100勝チームが全滅するという結果に。

これによってポストシーズンの是非が問われているという話があります。

日本でも阪神オリックスが独走優勝し、

一時は2位以下が全て勝率5割を切るのでは?とも言われる事がありました。

盛り上がりを見せる一方で、優勝の価値の低下が問われるのが

毎度の事ながら問題として提起されるこのクライマックスシリーズ

球界からしてみるとクライマックスシリーズ

ドル箱なので手放したくない思いがあるでしょう。

一方、特定のファンからするとそのシステム故の不満さは

常に語られて来た訳で。

 

初めてクライマックスシリーズが開幕した時には

このシステムが盛り上がりを見せて好意的に受け止められる部分が多かったですが、

時代と共に心境の変化はあるもので

やはり負の部分についても考えていかなければならない時期ではあると思います。

クライマックスシリーズ廃止論というものではなく

ずっと同じシステムを続けるのではなくて、時代に即した形に変える

というのを議論するのはあっても良いのではないかな、と思いますね。

議論した結果、このままで良いという結論なら仕方ないですし

そのプロセスや結論をしっかりファンに伝える事が

プロ野球という興行の更なる繁栄を目指す上で

コミッショナーの立場の人たちがするべき事かな、と思います。

 

まぁ、これは理想の話であり

そういった事が出来る人たちが居ないのは充分理解しているので

皮肉にしかなっていませんけどね