近年のタクシー運転手の高齢化に伴ってなのか
コロナ禍で台数が減ったのかはわかりませんが
タクシーの数が少ないという問題提起がされていて、
海外で適用されているライドシェアはどうか？
という考えが出ていた様ですが、
先日岸田総理がライドシェアの導入を検討している発言がありました。
自分も詳しい訳ではありませんが、ライドシェアというのは
簡単に言うとタクシー業でない人でもお金を取って客を運ぶのをOKとする話。
昔は通称白タクとも呼ばれ、白タクは法律違反だったんですが
今回の話が運用される事になると恐らく白タクはOKになるという事なんでしょう。
これが適用されるとなると法改正の話にもなりそうな気がするので
注視したいと思っているところです。
今迄ライドシェアが運用出来なかった理由として
タクシー業界からの反発が強かったという趣旨の記事を読んだ事がありますが、
一方でタクシー会社はイメージの刷新をかなり頑張っている様に感じます。
女性ドライバーや若手ドライバーの雇用を積極的に行っている話を
チラホラ聞くので、業界全体の問題として担い手が不足しているのは事実で
それを打開する為に努力しているのは感じます。
ただ、全ての会社が同様の動きをしている訳ではなく、
テレビ東京のタクシー運転手さんに美味しいご飯のお店を聞く番組を観ていると
平均年齢が５０代なんていうのはよく目にするので
このまま自助努力を期待するだけでは厳しいのは感じますね。
特に中心地を離れてしまうとタクシーがないという話はよく聞くので
地方の足として車は生活必需品ですが
運転に難がある人の助けにタクシーがなっている点は見逃せないでしょう。
先日も高齢者の運転ミスによる事故の話を聞いていますが、
だからといって車を取り上げてしまうと
途端に生活が成り立たないレベルになってしまいますからね。
個人的には早く自動運転の車を普及してもらいたいと思っていますが、
例え技術的にクリア出来ても
以前にも載せたと思う保険・保障の壁は簡単ではなく
一般的にシェアが広がるには課題が山積しているのは事実ですね。
話が異なるかもしれませんが、
ライドシェアと聞くだけだと、単純に犯罪等のいざこざが
増えそうな予感はしています。
料金の踏み倒しとか、最短ルートを走っていない事へのクレーム、
もっと言うと密室なので傷害・強盗とか。
現在のタクシー内でも酔っ払い客が運転手に暴行する事件がありますが
プロの生業でない人がこういうところに踏み込むと
そういう話がより顕著に表れるのではないかな？というのは想像しますね。
逆にタクシー側が強引に過大請求するケースもあり得るでしょうから、
もし運用するなら対策は必須でしょうし
これを個人で解決するとか善意に期待するのではなく、
ある程度のルール化は必要な気はしています。
話は少し変わるかもしれませんが、
車は昔で言うとマニュアル車が当たり前で
だからこそ運転技術は相応の技術が必要でした。
現代ではオートマ化が進んだ事で、結果的に高い運転技術を持たなくても
問題なく運転が出来る様になったと思います。
それもあってか、自分が普段通勤や買い物をする際に運転をすると
危ない運転をする車を１週間に１～２回は目にします。
統計を取っている訳ではありませんが、
危ない運転をする車の半分くらいがタクシーだと個人的に感じています。
急な割り込み、急ブレーキで路肩へ移動、交差点で停車、赤信号の突破…etc
明確な交通違反ではないのかもしれませんが、
著しくマナーの悪さを感じてしまいます。
普段が１人での行動なので、価値観が世間とズレていくのかもしれませんし
そういう運転を常に目にしているので
個人的にはタクシーの利用は極力避けていますね。
あまり良いイメージがないので。
ライドシェアに対しての是非はそれぞれあるとは思いますが、
それよりも根本的には運転者の運転技術や性格が適切かどうかの確認は
免許更新時とかに随時確認する様にするとか
そういった事はしてもらいたいですね。
そこで一定の技量を上回る人間にだけ業としての許可を出すとか
そういうところから考えてもらいたいと個人的には思います。
テレビで高齢者が運転技術を教習所で確認している映像とかを見ると
「あぁ～失敗しちゃった」とかヘラヘラしているのを見ると
あまり好意的には受け取れないですし、
地方の足としての必要不可欠さは理解していますが
同時に「それは安全が前提である」というのを認識してもらいたいと思いますね。
じゃないと、タクシーだろうがライドシェアだろうが
利用する側としては不安しかないですよ。
それと共に、ドライバーは一般の人もいる訳で
自分達だけの場所ではない事もしっかりと認識してもらいたいと感じます。
こういう話になると、自分もそうですが
溜まっていた不満な気持ちが噴出してしまいますね。
反省しなければ。
