究め道

色々感じた事を書くブログです

アレ=??

阪神が、昨日の試合前マジック1としていましたが

見事に試合に勝利。

セリーグ優勝を果たしました。

優勝したのは実に18年ぶりだとか。

18年前に優勝した監督が岡田監督だったので、

阪神ファンとしては感慨深いんじゃないでしょうか。

セリーグで長い間巨人が覇権を握っていたのがV9と言われる時代。昭和ですね。

平成になって以降、巨人の強さだけでなく、ノムさん率いるヤクルト、

マシンガン打線の横浜、落合中日、『神ってる』の広島と

実力が拮抗して来た様に感じました。

阪神ノムさん→星野さんで隆盛期となりましたが、

星野さんが体調不良で降板後に岡田監督が就任して優勝したのを最後に

暫く優勝を経験する事が出来なかったので

今回の優勝はひとしおだったのかな、と思いますね。

 

プロ野球界には結構迷信染みた話が現在でもあり、

非科学的だと思われていても信じてしまうジンクスが幾つも。

その1つが"優勝"を口にすると優勝出来なくなってしまう、というもの。

目標が優勝なのは各チーム当たり前だと思いますが

慢心なのか緊張なのか、優勝を意識してしまうと

そこから成績が降下してしまう、というジンクスがあります。

その為、今年から再登板となった岡田監督がインタビュー時に

"優勝"という言葉を『アレ』と表現したのをキッカケに

阪神ファンのみならず野球ファンの間でも『アレ』が浸透。

阪神がマジック点灯した際に、今迄なら関西を中心に毎日大騒ぎするところですが

アレと言葉を伏せながらジッと我慢を重ねて来たので

優勝インタビューの時に「アレは今日で封印、みんなで優勝を分かち合いたい」

という言葉にファンはさぞ歓喜したしたことでしょう。

 

試合をリアルタイムで観ていましたが、個人的に印象に残ったのは

最終回にクローザーの岩崎がマウンドに向かう際に

ゆずの『栄光の架橋』が流れていた事でしょうか。

最近プロ野球を熱心に観ていなかったので、優勝したい気持ちを表したくて

栄光の架橋を流したのか、とその時は思っていましたが

実はそうではなかった様で。

今年の7月に28歳の若さで亡くなった阪神の横田慎太郎の登場曲だったそう。

 

横田は将来を嘱望されドラフト2位で2013年に入団。

順調にキャリアを重ねていたのですが、2017年に脳腫瘍が発覚。

治療を重ねたものの、ボールがしっかり見えない等の視覚障害に陥り

2019年に2軍戦で引退を決意。

引退試合のスーパープレーを、ファンからは「奇跡のバックホーム」と称され

ファン・チームメイトに惜しまれながら引退し

治療を続けていましたが、今年亡くなったという報道がありました。

自分も横田の事は勿論知っていましたが、熱心なファンではなかったので

岩崎の登板時にそこまで瞬時にリンクしませんでした。

勿論、優勝後の胴上げ時に横田のユニフォームが一緒に掲げられていたのは

分かっていましたけどね。

とはいえ、胸が熱くなる様な話に年々涙腺が弱っている自分からすると

堪らない気持ちになりますね。

 

話を戻しますが、今年のペナントレース阪神が独走する形で制しました。

前回優勝の2005年時は、日本一にはなっていません。

岡田監督は勿論そこを意識してインタビューを受けていました。

アレはもう聞けなくなるのかもしれませんが、

CS、日本シリーズを戦う為にどの様にしていくのかは

注目したいところです。

個人的にはパリーグファンなので、優勝を決めそうなオリックス

関西対決になるのかは気になるところですし、

阪神ファンの気持ちに水を差す訳ではありませんが

日本シリーズでの好ゲームを期待したいところです