究め道

色々感じた事を書くブログです

素人には判断が難しい

ラグビーW杯の2戦目、イングランド戦は日本時間の18日早朝に行われ

12-34というスコアで敗戦しました。

前半を終えて9-13、一時は1点差まで詰め寄りましたが

相手の猛攻に耐え切れずに計4トライを許して敗れました。

1試合で4トライ以上を決めると勝ち点にボーナスポイントが付くので、

現時点ではイングランドがグループ1位突破が濃厚ですが

イングランドが2位争いに加わった場合にはボーナスポイントの影響があるので

そういう意味でも痛い敗戦でしたね。

 

イングランド戦の日本の得点は全てペナルティゴール

トライは1つも取れませんでした。

イングランド側が対戦前から日本戦に対して慢心のなさを強調していましたが

相手の圧や攻撃パターンを見る限り

本当に隙を見せない戦いをしていた様に思いました。

「もっと華麗な攻撃を見せろ」とイングランドが会場の観客から

ブーイングを受けましたが、裏を返せばゲームプランとして

徹底した戦いをしていたという事なんだと思います。

そういう意味では、相手を本気にさせた日本への評価と捉えても良いでしょう。

しかし、相手の圧の凄さ故にトライを狙う積極性よりも

ペナルティゴールで確実性を狙った日本の戦いは

個人的には少々物足りなく映りましたね。

同格の相手だとなかなかトライを奪えないので

そういう際にはペナルティゴールが重要視されるのは間違いありませんが、

そういうポジティブさよりも戦い抜く姿勢を欠く消極策の様に見えました。

2015年と2019年の2大会での比較になりますが、

もっとアグレッシブでリスクを冒してもトライを狙う姿勢が

その2大会では感じられたのですが、

先日のイングランド戦では小さくまとまった様な感じで

挑戦者としての戦いが出来ているのか?という点に

個人的な不満を感じた、というイメージですね。

 

後半、相手のトライをキッカケに日本の勢いは失速しましたが、

それを「不運」と表現しているのには違和感を感じます。

相手が隙を見せなかったとはいえ、日本側のトライの雰囲気を感じなかったので

展開としてはジリ貧だったかな、と。

それが相手のトライによって緊張の糸が切れた、というのが個人的な見解です。

前回のチリ戦で自分たちのストロングポイントの話をしましたが

それがわからないので相手への脅威にもならなかったのではないでしょうか。

過去2大会でセンセーショナルな戦いを見せていましたが

依然として世界トップクラスのチームではないのを

まざまざと見せつけられた様な試合でした。

 

以降の戦いでサモアとアルゼンチンを残していますが、

視界良好な状況とは言い難い様に感じます。

今後の展開次第では、過去2大会前の強さに戻ってしまうのでは?

とすら勝手に危惧しています。

勿論選手たちは必死になって戦っていると思いますが、

知らないながらに勝てるのか?と想像しても

あまりポジティブには受け取れないですね。

挑戦者としての姿を忘れることなく戦う姿を見せて欲しいですし

そうでなければ将来的にも対等な立場には成り得ないですからね。

かなり厳しい意見かもしれませんが

この感情を引っくり返す様な好結果を期待したいと思います。

 

因みにですが、開催地がフランスなので朝の4時にスタートする試合を観るのは

正直かなり堪えますね。

仕方ないですが、そんな時間であっても

「また観たい!」と思わせる戦いをして欲しいです!!