究め道

色々感じた事を書くブログです

野球という楽しみ

WBCの開幕ももう少しですが、日本のプロ野球

着々とオープン戦を始めるなどシーズン開幕に向けて動いていますね。

WBCの話もしたいですが、そればっかりになっても…と思ったので

今回はプロ野球の方に目を向けていこうと思います。

 

野球人口の低下に危機感を感じて引退したプロ野球選手たちが

野球教室を開いたり5人野球という新しい取り組みをしていたり

というのを耳にします。

個人的にはとても有難い取り組みだと思います。

野球人口の低下、というより学生数の減少とスポーツの多様化によって

野球人口が減っている、と解釈しています。

しかし、だからといってこのままで良いとは全く思っていないですし、

彼らの活動によって裾野を広げられる事は野球界の繁栄に貢献しているのは

間違いないので野球好きの自分からするとありがたいと思っています。

自分には子供はいませんが、甥っ子が野球を始めたのは

弟だけでなく自分も嬉しかったですし

彼の野球に対する知識がどんどん増えていく事に

圧倒されそうになる事もあるので

熱で負けない様にしたいとも思っています。

 

本題。

プロ野球のレベルは、SNSを含めた情報の交換スピードが高まったからか

肉体のレベルは自分が学生だった頃に比べると遥かに向上しています。

プロ注目の高校生が150km/hを投げるのは最早当たり前の時代。

上達する為に筋トレをするのも常識で、

打球スピードが上がり過ぎて今度は投手に打ち返された時の危険が

語られる時代です。

だからこそ、プロ野球で活躍する選手たちは

その肉体を最大限に活用すべく技術も研鑽している訳です。

最近では引退したプロ野球選手がyoutubeで技術を披露する事も増えたので

ただ漫然とノックを受けたりキャッチボールをする人と

ハッキリと目的意識を持って取り組む人の差が

顕著に出て来ているのではないでしょうか。

肉体を上手に操る事も勿論大事な事ですが、

そこに意識があるかどうか、というのは重要なポイント。

プレー自体は単純なものでも、そこに到達する迄の考え方や準備等が

しっかりと持てているか否かで結果が変わる事を

トッププロが自身の言葉で語っている、というのは大きいと思いますね。

自分が10代の学生だったら、目から鱗の話ばかりです。

 

そういう彼らがペナント制覇に向けて取り組む準備期間が

現在のオープン戦期間。

だからこそ、シーズン前の貴重な調整時期を見られる今は

シーズンの展望を確認出来る場所でもある訳です。

自分がいつもちょっとだけ気にしている西武ライオンズ

松井稼頭央が新監督になった事で方針を含めて

様々な難題がある事でしょう。

大きな話題になっているのは、オリックスにFA移籍した森友哉の後釜と

平良の先発転向、それに伴う救援陣の再整備でしょう。

捕手はすぐに育つものではないですし、

森が怪我等で出られない時に柘植・岡田・古賀の3人でカバーしていたので

打力は落ちるでしょうが、彼らの台頭を待ちたいところですね。

平良の先発転向は、自身が1度失敗しているだけに期するものがあるでしょうし

元々の技量を考えれば個人的にはそこまで心配はしていません。

寧ろ救援陣の再構築は大変だろうと思っていましたが、

去年から少しずつ出番が増えて来た渡邉に加えて

左腕の羽田と右腕の大曲が戦力になるかもしれない、という記事は

通年では難しくとも期待は出来る、と見ています。

投手陣の整備が整っていけば、近年は破壊力が薄れてきている打撃陣の

大味にならない打線が組めれば勝機がありそうかな、と。

爆発力のある打線は魅力的ですが、それよりも相手に嫌がられる様な

打線の方がシーズン通して考えるとストレスに感じるのではないかと思いますね。

 

パリーグでは現在連覇中のオリックス、近年のリード球団だったソフトバンク

2強がリーグをけん引するのはほぼ間違いないと思いますが、

吉井新監督のロッテは何と言ってもスター佐々木朗希がいますし、

楽天は去年の序盤で主役だった事を考えると侮れない相手。

日本ハムはまだ戦力的には整っているとは言い難いですが

魅力がないチームだとは思いません。

クライマックスシリーズがなかった頃のプロ野球

優勝を狙うチームvs他5球団という構図になりやすく

だからこそもっと過酷でした。

今は逆に上位3チームに食い込む為にどう戦うか、が最初のポイント。

勿論優勝を狙うのは当たり前ですが、現実的に1/6に入れなかった場合の

腹案は考えておかなければならないでしょう。

 

シーズン開幕まであと約1カ月。

今年はどの様なドラマがあるのか。

また新しいスターが誕生する年になるのか。

WBCだけでなくプロ野球も目が離せません!