究め道

色々感じた事を書くブログです

最近気になる番組

家でテレビを観る事は自分の中では完全に日常の一部です。

妻はあまり強い関心を示す番組がないので

チャンネル権は自分が持っています。

自分で好きな様に出来るとなると、観る番組やチャンネルは

結構固定化されるものですよね。

その為か、我が家ではベースになるのがTBSで、

観たい番組がある時はそのチャンネルに変更する、という感じです。

 

そんな自分が今気になっている番組がクレイジージャーニーという番組。

所謂世間一般の感性とは違う拘りを持つ方々に密着する番組なんですが、

観始めたキッカケは本当に偶々でした。

弟が最近ポーカーにハマっていて、関連話を1年位前から聞いていたのですが

少し前にポーカーの日本人トップ選手に密着して

ラスベガスの大会を追っている回を観ました。

偶々観たので「これは弟に報告しよう」と思って

後日話をすると非常に話が噛み合ったので

それ以降クレイジージャーニーが気になる様になりました。

youtubeのコンテンツはあまり詳しくありませんが

こういう規模のものを個人で追うのは難しいと思うので

やはり今でもテレビの恩恵はあるかな、と個人的には感じています。

 

さて、そのクレイジージャーニーですが、

前回だったか、洞窟探検家の話を2週に渡って放送する事に。

洞窟は今でも未開の地があることや

自然の雄大さについて語られたりしていましたが

テレビから伝わるのはその過酷さ。

まずはその地に入る際に近隣の村や住人にしっかりと許可を貰うところから

スタートする、というのが生々しい感じでした。

(「精霊が守っている」という類の逸話が残る住人の説得等は

現代人と古代人が話し合っているかの様に感じましたね。

隔世感があり過ぎて、逆にどう説得したのかは気になりましたが)

その後、洞窟内に入って色々説明をしてもらいながら探検していくのですが、

理由を聞けば至極納得、というか当たり前の話なのですが

日が当たらないから服や皮膚が濡れるのは避けなければならないとか

太陽がないので時間の感覚がわからないとか

探索時はなるべく軽装で動き、危険を感じたらすぐにリターンする等々。

生命の安全を確保しながら先に進む事がどれだけ難しい事なのか

そしてその先に見えるものがどれだけ価値のある事なのか

というのを感じられる回でしたね。

例えば、日本でも断崖絶壁のところに社があったりしますが、

そこに辿り着ける様に足元等が整備されているのは

こういう先駆者たちがしっかりと参拝出来る様に整えたからですよね。

今の世界中でこういった場所が少なくなっているのは事実ですが、

数100年前に未開の地を求めて航海をしてきた人たちは

まさにこういう気持ちで挑んでいたんだろうなぁと

感慨深い気持ちにもなりましたね。

感心させられる事ばかりでした。

 

ちなみに、洞窟については最後は人間が出してしまったゴミが

水面を埋め尽くす様にあったので

その先を行く事は不可能と判断して帰還した、という話でした。

そのオチに対して、MCをやっているダウンタウンのまっちゃんが

「『猿の惑星』の話の様だ」と言っていたのが印象的でしたね。

自分はしっかりと観た訳ではありませんが、

猿の惑星は宇宙に飛び立って長い間過ごした先に見つけた惑星が

実はかなりの年月を経て荒廃した地球だった、という映画。

人間のエゴによって未開の地を歩んだ結果、

人間のエゴでその終焉を迎える、という感じがまさにそれ。

勿論番組の演出も巧みなんだとは思いますが、

この番組はこれからも定期的に観たいと思う内容でした。

個人的にはギャラクシー賞に値するレベルの面白さでしたよ