究め道

色々感じた事を書くブログです

目標はどこか

WBCの日本代表選手が正式に発表されましたね。

栗山氏が事前にサプライズはないと公言しており、

事前の報道通りの選出となりました。

個人的にサプライズはどちらでも良いと思っています。

サプライズがあれば報道的には"映える"のでして欲しいでしょうし

注目して欲しい演出タイプの人はそういう事をしたくなるでしょうが

選ばれる側からしてみると事前に申し合わせがあった方が覚悟も出来るでしょうし

サプライズはなくてもOKだと思います。

ただ、演出を否定するつもりはなく、それによって機運が高まる事も事実なので

そういう意味でどちらでも良い、という事です。

 

正式発表によって、色々な野球関係者が投手の起用方法、打順を考えていますが

解説する人によって大きな差異はないですし、

自分もそれにほぼ異論はないと思いますし、

栗山氏も恐らくトリッキーな起用はしないと思います。

大会期間中に故障や明らかな不調がなければ予定通りの起用になるでしょう。

ただ、短期決戦ですしシーズン前で調整が難しいのがこの大会。

なので、リーグ戦の様な戦い方ではダメだと思うので

最終的にはどれだけ臨機応変に戦えるか、というところでしょう。

それが監督を含む首脳陣の手腕の見せ所だと思います。

 

野球に関しては、過去に優勝もしていますし

実力的にも世界のトップクラスだと思うので目標は優勝でしょう。

だからこそ、優勝する為にどういう過程を作っていくかが重要です。

これが、2次ラウンド進出が目標なのであれば

1次ラウンドに全精力を注ぎ込むのが正解でしょう。

無事に2次ラウンド進出が達成出来たら、

その先は良い選手から順に注ぎ込む形になるのではないでしょうか。

この考え方が恐らく一般的だと解釈して、以下を考察したいと思います。

 

サッカー日本代表が、去年のW杯でベスト16の結果を残しましたが

ブラジルやアルゼンチン、スペイン等のサッカー強豪国は優勝を目標にしている筈。

なので、優勝する為にどう逆算して戦うか、を考えているでしょう。

しかし、予選リーグでドイツ・スペインが日本に負けた様に

1回限りの勝負において一戦必勝の戦いをするチームとの差は

縮まっていると解釈しても良いのかな、と思っています。

優勝したアルゼンチンも初戦でサウジアラビアに足元をすくわれており、

弱者なりの戦い方をしっかりと構築していれば

強豪国と渡り合える事はある意味証明出来ているのではないでしょうか。

しかし、だからといってリーグから全力で戦ってしまうと

決勝トーナメントを勝ち上がる度に消耗が増していき、

最後にガス欠になってしまう、というのが強豪国ならではの

ジレンマではないでしょうか。

 

野球においても同様で、過去のWBCにおいても

第3回ではブラジルや台湾に勝利はしましたが苦戦しています。

台湾戦に至っては9回ツーアウトまでリードされている状況でした。

そう考えると、日本が優勝を目指すのは仕方ないにしても

サッカー強豪国の様に、足元をすくわれる可能性はかなりある訳で。

自分としては批判をするつもりはありませんが、

決勝トーナメント前で敗れてしまう様な事もあり得ますし

そうなったらバッシングの嵐は免れないでしょう。

SNS等で気軽に情報交換が出来る時代だからこそ、

昔で言う「居酒屋で采配批判を愚痴る」様な事が世界中に拡散されるので

戦う選手側からすると神経をすり減らす事でしょう。

しかも、レギュラーシーズンとは完全に切り離されて考えられているので

シーズンが不調に陥っても保障はない訳ですし。

本当に『名誉の為に戦う』という大会ですよね。

 

WBCの公式サポーターとして、休養から復帰した中居正広さんが起用され

栗山氏とのインタビュー談話で「ファンは心中する」と言っていました。

つまるところ、ファンという外野の人間からすると見守る事しか出来ない訳で。

個人的には、学生時代取り組んでいたので野球には思い入れもありますし

だからこそ物申したい気持ちがない訳ではありません。

負けたら批判したい気持ちもあるとは思いますが、

その気持ちをグッとこらえてただただ応援したいですね。

それが心中という言葉に表れていると思います。

ともかく、頑張ってもらいたいですね