究め道

色々感じた事を書くブログです

新時代の幕開けは若者の手によって

今日はプロ野球のヤクルト・村上の話を。

一昨日3打席連続本塁打を放って勝利に貢献した後、

昨日の第1・2打席で本塁打を放ち、2日に跨る形でしたが

5打席連続本塁打を記録。

これはプロ野球新記録で、5打席連続はメジャーでもない記録だそう。

マイナーリーグではもっと凄い記録があるそうですが、今回は割愛します)

4打席連続本塁打は、王さんをはじめ13人が記録していましたが

途轍もない新記録だったので、今回載せようと思いました。

 

本人は新記録だったことは知らなかった様ですが、

記録とは関係なく5打席連続は少し意識していたとコメント。

これが高卒5年目の22歳とは思えない貫禄と記録です。

2年目に1年を通じて一軍起用され、最多三振を記録しましたが

決して良い数字ではないものの首脳陣が我慢強く起用した為、

3年目はコロナ禍ながら出塁率長打率opsという

打者の指標において10割以上を記録。

opsは9割を超えると強打者とみなされるので、1シーズンとはいえ

10割を超えるのは驚異的な記録と言えます。

(因みに、通算のopsで9割を超えたのはプロ野球が出来て

86年の歴史の中でたった18人だけです)

更に、4年目には弱冠21歳にして本塁打王を獲得。

同年日本代表にも選出され、オリンピック金メダルに貢献する等

彼の名を広く知らしめる年となりました。

そんな近年稀に見る成長曲線を見せる22歳がプロ野球新記録を叩き出したので、

最早彼が新たな伝説を作り上げたとしても

不思議ではないレベルに達しつつある感じですね。

 

入団時は同学年に清宮というスターがいました。

現在の清宮の記録は高卒5年目という形で一般的な比較をすると

決して悪いものではありませんが、

村上の記録はプロ野球の歴史で見てもトップクラス。

如何に突出しているかが良く分かります。

 

大谷が前人未踏の10勝10本塁打を記録したのが2年目の20歳。

イチローがシーズン最多安打を記録し、世間に知れ渡ったのが3年目の21歳。

稲尾が日本シリーズの活躍で神様・仏様・稲尾様と呼ばれたのが2年目の20歳。

世界の王こと王貞治氏が初めて本塁打王を記録したのが4年目の22歳。

オジさんくさい言い方にはなりますが、

新しい道を切り開くのは常に若者。

それを素直に認める事こそが、年いった者が出来る唯一の事柄かもしれませんね