究め道

色々感じた事を書くブログです

趣を体感した後で

毎年秋頃に新潟にある妻の御先祖様が眠っているお墓参りを

しているのは以前にこちらで載せた事がありますが、

その際に車で行っているので気になるところを少し巡ったりもします。

その中で、ドイツ人のカールベンクスさんという方が

地元の古民家再生を自身を中心としたプロジェクトとして

一生懸命されている、というのを妻が知り

その1つで事務所を兼務しているカフェに去年行きました。

1階がカフェで2階が事務所となっている造りで、

カールベンクスさんの意向なのか自分の様なゆかりのない人間にも

解放して簡単な案内をしてもらいました。

(案内をしてもらったのは地元の日本人です)

その後、古民家再生をしている地域も車で見学しに道路を走らせ、

妻とお義母さんの3人で感嘆しました。

勿論大変な事は今でも山ほどあると思いますが、

地元の大工と連携して保全に取り組む姿は

日本人よりも日本らしさを守ろうとしていて嬉しい気持ちになりましたね。

お墓が遠くない場所にある事で身近に感じる地域なので、

貢献出来る事があれば手を挙げたい気持ちになったのを覚えています。

 

同じく、昨年に少し違う場所ではありますが

上の場所と同じ上越にある古民家カフェにもう1軒行きました。

そこも妻が見つけてくれた場所で、名前は「cafe hayashi」というところです。

指定文化財となっている屋敷でカフェとして開かれていて、

景観と建物の保全をカフェの利益を使って頑張っている、という場所でした。

(全てを賄う事は出来ないので、補助金も利用しているみたいです)

カフェのオーナーだけでなく、地域の皆さんが力を合わせて守っている様で

食べ物の良し悪しではなく、建物と景観の雰囲気がとても素敵で

それだけで行った甲斐があったな、と個人的には思いました。

 

その2つが、偶々なのかどうかはわかりませんが

テレビで紹介されていてビックリしました。

カールベンクスさんの活動を紹介している番組があり、

その直後に別の番組としてドラマ仕立てのカフェ巡り番組が流され

その場所がcafe hayashiだった、という訳です。

両方とも1年前だったとはいえ、訪れた場所だっただけに

驚きと共に嬉しさも沸き上がりました。

自分が体感したからこそ、感情移入して観てしまいましたね。

恐らく自分が行った事がない場所だったら「なるほどなぁ」程度の気持ち

だったんじゃないかと思います。

 

そう考えると、やはり自身で体験をするというものに勝る経験はないんだなぁ

と改めて思いました。

何事に関してもそうですよね