究め道

色々感じた事を書くブログです

食中毒は夏だけじゃない

テレビで少し前から話になっている

全国にお弁当を提供している会社で発生した食中毒問題。

自分は詳しく追っている訳ではないのですが、

そのお弁当屋さんのお弁当を食べて食中毒になった

という患者数がどんどん増えているとか。

身体に入るものなので、気を遣うところが沢山ある中で

こういう問題が起こってしまったのは残念に思います。

 

妻と結婚する前、旅行先の朝市に行った際

美味しい牛肉の薄切りを売っている露店がありました。

とても美味しかったですし、混雑のピークを過ぎていたので

お店の人に白米が別売りであるかどうかを尋ねたところ

食品衛生法の問題があって販売出来ないんです、と言われました。

ご飯に合うのになぁと思ったのですが、単純な話ではない様で。

分野が違うのでハッキリとはわからないですが、

飲食物を販売するには許可証が必要ですよね。

お肉を食べたお店は精肉店の露店だったのですが、

販売する種類が異なると新たに許可証を取得しなければダメなのか

卸売と飲食店の管理するゾーン分けの問題かはわかりませんが

かなり厳格に決まっているからこそ、販売が出来なかった様です。

違う言い方をすれば、客である自分は知らないままに好き勝手に言いましたが

お店側はしっかりとルールを遵守していた、という話ですね。

 

ニュースでも偶に目にしますが、食中毒は夏に起きやすいイメージですが

年中起こり得るもの。

だからこそ、自分たちがご飯を作り置きする時にも

気を付けなければならない事もある訳で。

(全てが自己責任ですからね)

それがお店や企業であれば、もっと管理をしっかりしなきゃダメだよね

というのは理解出来ます。

今回の話がどの様な経緯で起きたのかはハッキリとはわかりませんが

全国で被害が確認されている事を鑑みると

何処かで適切な管理が行われていなかった

と考えるのが、妥当なのかなと思いますね。

 

全国展開しているという事は、流通上の管理も考えなければならないですよね。

我々が日々恩恵を受けている物流ですが、

ドライバー不足の話が顕在化している業界。

加えて健全な勤務環境を整備する所謂2024年問題で

物流業界は今以上に変化が求められる様になるでしょう。

箱がちょっとだけ潰れただけでクレームを入れられる業界ですが、

それに加えて食中毒を起こさない為にはクール便をもっと厳密に管理するとか

人が少ない職種に更なる課題が見えている事に

個人的には関心があります。

あまり負担をかけたくないと自分の出来る範囲では行っていますが、

社会としての課題をどの様にクリアしていくのかは

いち国民として関心を寄せています。

単純に言うと、多少の不便さが出るのは最早避けられないかも、という印象です。

日本でも最低賃金の上昇が年々行われていますが、

クオリティを維持しながら料金を据え置きにするという考えは

捨てないとダメですからね。

 

話を戻しますが、食中毒が起きてしまわない様にするには

今後コストアップ等は避けられないのかもしれない、と思った所存です。

でないと、今回の様な事が他の企業でも起こりかねない

と思ったので。

自助努力ではどうにもならない歪みが出ているのかもしれませんね。

 

余談ですが、初めて今回の事件が発覚したのは9月16・17日分のもの

だったと記憶していますが、

当日、偶々2人でヤオコーでお昼を買おうとした際に

そのお弁当を手に取りかけました。

(結果的にはヤオコーの総菜を買って帰宅しました)

その日がメチャクチャ忙しい日だったのでお弁当で乗り切ろう

と2人で話していたのですが、後日ニュースを観た際には

顔が若干引きつる様な苦笑いを互いにするしかなかったです。

被害に合われた方には申し訳ない気持ちもありますが

運良く避けられた事にはホッとしました。

わからんもんです