究め道

色々感じた事を書くブログです

色々変わる10月

今日が10月の最初の出勤日になりますが、

10月より変わるもの、として全てではないですが挙げていこうと思います。

 

世間で盛んに言われているのがインボイス制度というものが

今月より運用が開始されます。

税率・税額の表示をしっかりと行う、というこの制度ですが

所謂フリーランスと言われる個人で仕事を受けている個人事業主

売上金額が一定以下であれば免税対象だったんですが

これからは彼らも課税対象になる、ということ。

会社の事務処理も表記項目が増えるので手間がかかりますし、

運用前からかなり色々言われている制度ですが

スタートに至った、という感じですね。

 

今月から、最低賃金の引き上げも行われます。

全国平均で1,000円を突破したという話を聞きますし、

東京に限って言えば先月迄は1,072円でしたが今月からは1,113円に。

約4%の賃金上昇率ですね。

世界的な賃金上昇と比べると日本はまだ穏やかな方なんでしょうが、

企業として収益が増えにくい構造の中で賃金上昇が強制的に行われるのは

かなり痛いと言わざるを得ない話。

コロナ禍に入って企業としての淘汰が進む世の中ですが、

健全な企業が生き残ると言われる中で

中小企業のサバイバルは今後も続くのは間違いないでしょう。

 

各家庭の話で言うと、ふるさと納税をしている方も結構居ると思いますが、

返礼品の内容が今月より各自治体の事務費用・受領証等を含めて

寄付金額の5割以下に定められる等の変更が行われます。

納税側(国民側)からすると、単純に言えば実質的な値上げ、という話。

何もしていない人からするとお得な制度である事は変わりませんが、

今迄活用していた人からすると実質的な値上げなので

不満を抱く人が出て来る可能性は否定出来ないでしょう。

 

自分はお酒を飲まないのであまり強い関心を持っていませんが、

酒税法も改訂が行われました。

ビール系の飲み物は大きく分けると、ビール・発泡酒第3のビール

という3つに分けられると思いますが、

ビールと比べると税率が低かった発泡酒第3のビールの税率を

ビールと同じ税率にする為に段階的に税率を変更。

今回はその第2弾で、最終的に2026年に一本化される予定です。

ビールの税率が最終的には下がる話なので歓迎する人もいるかもしれませんが、

お酒が高くて買えない、という人たちの為に

メーカー側が一生懸命開発して来た事を

チャラにする様な話に聞こえるので、自分としては何とも言えない気分ですね。

 

他にも食品会社が商品の値上げをするとか、色々な変化が起きていると思いますが

自分が把握していないものもあったりするので、これ以降は割愛します。

世の中は恒久的に不変である事は不可能だと思っているので

変化に対応出来なければならないと個人的には思っています。

ただここで憂いてしまう気持ちになるのは

この変化が『改良』と言えるものなのか?と考えた時に

不透明感が強いのが何とも心配なのです。

 

人間はある程度過去の記憶が脳裏に残るので、過去と比較してしまいがち。

昔は良かった、なんてオジさんくさい発言になってしまいますが

そんな発言が出ない様な未来を迎えたいですし、

その為には個人のメンタルも同時に重要だと思うので

妻との生活も含めて1日1日を大切に過ごしていきたいと改めて思います