究め道

色々感じた事を書くブログです

体調には気を付けて

先日、高校野球の甲子園予選大会の全日程が終了。

都道府県の代表49校が決まりました。

コロナ禍で近年はなかなか難しい舵取りを迫られる事が多いですが

一応世の中的にはコロナ禍の制約を解除した最初の年になると思うので

以前のイメージで盛り上がったりするんだろうか?

と今から少し想像しています。

 

今年の予選では、強豪校の敗退が相次いだので波乱の年だ

という話を耳にしますが、トーナメントで絶対と言えるものはない事、

レーニング等の情報ががSNSを中心に取得しやすくなった事で

ジャイアントキリングを達成出来る要素が増えた事もあると思います。

野球は9人でするスポーツですが、投手が中心になるのは間違いないので

投手力があるチームは勝ち上がりやすく、

効率的に戦うには?という事もかなり研究されていると思います。

自分が学生の頃もそういった話はよくしていましたが、

如何せん情報交換出来る場所がかなり限られていたので

昇華させる事が難しかったですね。

そういう意味でも、情報を上手く利用出来る人が上に行ける

というのは今も昔も変わらないのかもしれません。

 

昔と圧倒的に違う点で言うなら、色々あるとは思いますが

どうしようもない部分として気温の上昇はありますよね。

少し前に猛暑日の日数を更新したという話を載せましたが、

自分が学生の頃は猛暑日になる事なんてほぼなかったですし、

それでも日中の練習は本当にキツかったのを記憶しています。

学校や各部活動単位で暑さ対策はしているんでしょうが、

ニュースの天気予報で運動をするのは厳重警戒しましょう

なんて文言を見ると、やっぱり昔とは違うよな、と思いますね。

昔の様に部活動中に水を飲んではいけない等の非科学的な指導は

現在ではほぼされていないでしょうが、

鍛錬と体調管理を同じレベルかそれ以上に気を遣う世の中になったのは

時代の変化を感じずにはいられません。

だからこそ、効率的なトレーニング方法が流行るのかもしれませんが。

 

大会期間中も、試合中に足がつった際に相手校の選手が駆け寄って

事なきを得るというエピソードも散見されますが、

逆に言うならそれだけ危険な状況下で運動をしているということ。

学校のスケジュールと見比べた際にこの期間が最も適切だと

今迄は考えられていたんでしょうが、

松井秀喜氏が甲子園の時期について呼びかけていたり

サッカーの吉田麻也が日本のサッカーの時期をヨーロッパと同様に

夏をシーズンオフ期間にするのはどうなのか?と発言したりするのを見ると

現役のプレイヤーでも、そして野球以外の様々なスポーツでも

同じ様な事を考えているのだと思うと

本格的に議論をする必要のある話題ではないかなと思いますね。

伝統を潰すという意味合いではなく、

死者が出る等の最悪の事態が発生する前に英断する必要がある話だと思うので。

国連が地球沸騰化と宣言するレベルなので

運動は健康に良いが、時期は考慮しなければならない

と日本人全体が考えを改める必要はあると思いますね。

少なくとも、時期を変更するという動きが見られないという事は

そう思っていない人が一定数いる、という事を意味していると思うので。

 

話は冒頭に戻りますが、甲子園に出場出来るのは

球児にとってこれ以上ない誉れなのは事実です。

そして、その為に多大な努力をして来たのも間違いないでしょう。

しかし、そんな想いを地球は忖度してくれません。

猛暑日と言われる様な熱波が毎日容赦なく襲って来ます。

だからこそ、昔高校野球に携わった人間として言える事は

大会が盛り上がって欲しいのと同じくらい

無事に大会を終えてもらいたい、という事ですね。

選手自身も、自身の体力を決して過信しないこと。

周囲の大人は命を預かっている事を肝に銘じてもらいたいです。

 

それくらい、本当に毎日暑いですよ