究め道

色々感じた事を書くブログです

開花したのか?

今年メジャーのアスレチックスに移籍した元阪神の藤浪が

オリオールズに移籍する事が決まった、というニュースを観ました。

阪神時代に華々しいデビューをするも

近年ではイップスを疑われる抜け球が多く、

その為色々な人がアドバイスをしても改善はならず。

本人の性格や私生活等でも真摯さが見受けられないと批判の的になり

最終的には本人の意思もあってメジャーに行く事になりました。

自分としては彼の動向は記事で確認するのみなので真偽は不明ですが

本人も阪神も苦悩しているのは感じていたので

メジャー移籍に関しては良いキッカケになると良いな、と思っていました。

元々は大谷と並ぶ評価でプロ入りしていたので

ポテンシャルは誰が見ても間違いなかったですしね。

ただ、メジャーでも最初に先発投手として登板するも

日本時代の悪癖が露呈した事もあって中継ぎに配置転換。

配置転換当初も不安定な投球はありましたが、

水が合って来たのか6・7月の成績は劇的に改善。

160kmの荒れ球が短いイニングであれば…という元々の評価が

今回のトレードで改めて示された、という事だと思います。

 

日本でトレードと言われるとまだまだお払い箱のイメージが拭えませんが、

メジャーでは優勝争いをするチームが戦力補強の為にトレードを活用するのは

然程珍しい光景ではありません。

寧ろ上記の理由が強いので、トレードは評価されている証でもあり

藤浪自身の価値をある種証明する形でもある訳です。

アスレチックスも漸くエンジンが全開になってきたところでリリース

というのは残念な気持ちもあるでしょうが

色々な記事を読んでいると、そういった事も織り込み済みだった様で

結果としては戦力補強したオリオールズ

悪い意味での予定変更とはならなかったアスレチックス、そして本人と

3者とも良い結果となったみたいですね。

 

ただ、同時にここまでの評価がそうであって

藤浪はまだメジャー1年目。

元の素質は誰しもが認めていて、それが良い面として表れている

とも言える訳で。

本当の意味での評価は彼が現役を終える時になるでしょう。

価値を証明し続けて「あの時の評価は間違っていなかった」となるのか

結果を残したのが単年だけで「アレはまぐれだったのか」となるのか

ここから先は本人次第。

阪神時代を知っている人間からすると

良い意味で裏切って欲しい、という思いを持っている人は多いでしょう。

 

少し話は違うかもしれませんが、メジャー移籍した結果

自分のやるべき事を理解して日本球界に復帰する選手もいます。

現役だとロッテの澤村とか、少し前で言えばソフトバンクの岡島は

個人的にはその様に感じています。

メジャーで結果が出ずに帰国する選手もいますが

そうではない選手もいる訳で。

選手自身の人生なのであまりとやかくは言えないですが

本人の信じた道を全うしてもらいたい気持ちは

応援する側としては常に持っています。

人生100年時代とも称される中では、現役のプレイヤーで居られる期間は

かなり短いものです。

そして、その権利を有する人間というだけである意味では特別な存在なので

悔いのない選手人生を送ってもらいたいですね。

 

話は戻りますが、その為にも藤浪には新しい球団でも頑張ってもらいたいですし

注目されるというのはそれだけでもステータスだと思うので

本人が「どうだ!」と言わんばかりの活躍を期待したいですね。

それで、もし次のWBCに選出される位になったら…

と思うとちょっと胸熱ですよね