究め道

色々感じた事を書くブログです

不正の行く末

最近ニュースでよく目にする様になった

ビックモーター社の不正請求を含めた一連の問題ですが、

最初は週刊誌の記事から火が付いた様に記憶しています。

自分はビックモーター社にはお世話になった事はないんですが、

ネットの記事を色々見ていると企業としての拡大スピードが凄かった一方で

現場にはかなりキツめのノルマが設定されていた様で、

それが基になって不正請求等の問題が常態化したのかな

という解釈をしています。

まだ全てが明るみになった訳ではないですが

このレベルになると組織的な指示がないとは考えられないですし、

社長以下役員の給与返上という対応はしているみたいですが

国交省も動き始めたという事もあるので

どの様な結末になるのかを現在注視しているところです。

 

ネット記事のコメントで利用した事のある人がかなり辛辣な意見を

載せている人がいましたが、火のない所に煙は立たぬというか

今回の騒動が明るみになる前から問題視している人はそれなりに居た様で、

会社としての体質だったのかもしれませんね。

企業として大きくなり過ぎてしまうと、解体という選択肢が持ちづらくなりますが

(一般人にとってはなくなって欲しくても、

そう思わない人も一定数いるという意味です。例えば電通とか)

何の関連性も持たない自分の様な人間からすると、

淘汰される為には質の悪いところは利用しないに限る

というところでしょうか。

 

正直、保険金の請求で修理業者が意図的に顧客の商品に傷を付けたりしているなんて

性善説とかそういう次元を通り越した話ですよね。

勝手に家の調査をして無理矢理リフォームの話を作り出す

悪徳業者の話なんかとレベルとしては一緒だと思います。

大きな企業がそういった不正を行っていたとなると

同業他社もそうなのか?という疑念を持たれますし、

ビックモーター社以外の全ての人が得をしない話ですよね。

自分の職種でもし同様の事が起きたとしたら、

社会的な地位も相まって格好のネタになるだけなので

本当に勘弁してもらいたい事だと思います。

 

現在の世の中で最も重視される項目の1つとしてコンプライアンスがありますが

その部分が杜撰である事が露呈した今回の騒動。

昔の日本はそこまでコンプライアンスが声高に叫ばれる事はなく

お互いに都合の良い結末になるのならば、と

なあなあにする事もありましたが

それが顕著に悪い結果として出た話ですね。

自分の会社も含め、全てをホワイトにするのはとても難しい事ですが

それを少しでも改善していかないと生き残れない世の中なのは事実。

今回の話が他人事として捉えるのではなく

我が身に照らし合わせながら考えたいですね