究め道

色々感じた事を書くブログです

最後に欲しかった栄冠

サッカーW杯の決勝が日本時間の今日0時に行われ、

アルゼンチンがフランスを下して通算3度目の頂点に立ちました。

現役のサッカー選手として恐らく最も有名なリオネル・メッシがいるチームで、

本人も背格好やプレイスタイルからマラドーナ2世、神の子と呼ばれ

数々の栄冠を手にして来ました。

そして、今大会が行われるまで、マラドーナにあってメッシにないものとして

W杯優勝のタイトル奪還が都度取り上げられ、

メッシの年齢からすると今大会がラストの可能性もあったので

本人やそのファンからすると力の入り方がいつも以上に凄かったと思います。

W杯の初戦でサウジアラビアに敗れるという波乱のスタートを切り、

ハラハラする展開ではあったものの

尻上がりにチームの調子が上向いてくるのは流石の一言。

得点王こそフランスのエムバペに譲りましたが

大会MVPに相応しい活躍を見せたと思います。

特に外野がマラドーナとの比較を盛んにするので

本人も思うところはあったと思いますが、

サッカー人生において晩年を迎えつつある年齢で

このタイトルを獲った事はシナリオとして出来過ぎなくらいでしょう。

日本代表も含め、各国の白熱した戦いを少しでも感じられた我々から言える事は

取り敢えずお疲れ様でした、という事だけでしょうか。

 

メッシの神童エピソードは枚挙にいとまがないですが、

漫画の世界の様な話を体現し続ける彼の人生は

人を惹きつけるには充分でしょう。

(日本で言えば野球の大谷翔平も後々同じ様な語られ方をするかもしれません)

元々素晴らしい素質や環境があっても、

想像通りやそれ以上に人生を歩み続ける事は殆ど出来ないもの。

だからこそスポーツだけではないかもしれませんが光と影が存在する訳です。

勿論、想像を絶する努力の上でグラウンドに立っているのでしょうが、

その活躍ぶりは本当に眩しいものばかり。

そして、そのトップを走り続ける事が出来た事がまた凄いこと。

マラドーナは自分がまだサッカーにあまり関心がない頃でしたが、

メッシの活躍をリアルタイムで知る事が出来た世代としては

自分がファンでなかったとしても

単純に歴史の証人の1人として嬉しい気持ちです。

スポーツに限らず色々な歴史がその凄さを後々語ってくれると思いますが、

メッシのサッカー人生ももしかしたら50年後くらいに

もっと評価されるかもしれませんね。

 

色々物議を醸す部分もあった今大会ですが、

次回以降への課題をしっかりとクリアして

より良い大会を行ってもらいたいものです。

それが、スポーツを純粋に楽しむ上で最も重要な事だと思いますし、

歴史を刻み続ける上でも大事な事だと思うので。

 

個人的には、こうやって野球も歴史を積み重ねて欲しいと願っています