究め道

色々感じた事を書くブログです

ピクトグラムの難しさ

個人的な話ですが、最近IKEAでPLATSA(プラッツァ)を購入しました。

プラッツァは簡単に言うと自分で組み立てるタイプの棚で、

無印良品等で見かける収納ボックスより少し良い値段がするもの

という感じです。

それを先週末に組み立て始めたんですが、先週末は枠組みを組み立てるので精一杯。

棚の設置と扉を付けると完成ですが、それはまた今後にしました。

高さ180cmのものを3つも用意するので

時間があって体力の余裕もないと出来ない作業。

土日とかじゃないとオジさんにはとても…という感じです。

 

プラッツァは自分でのカスタマイズが売りなので、

逆に言うと各部品を個人で購入して組み立てるのが楽しみであり

また価格も抑えられるというものなのですが、

途中まで作ってみた感想として思うのは

組み立ての説明書がピクトグラムになっている、というのが面白いと思いました。

 

東京五輪で注目を浴びたピクトグラム

文字や言葉を使わずに絵や姿だけで表現する方法の事ですが、

ピクトグラムの最大のポイントは言語化しないので

「誰にでも伝わる」というのがメリットではないでしょうか。

勿論、自身の生活や国の文化によっ触れた事がないものだと伝わらないですが

例えば日本で言うと非常口を表す緑の看板(人間が外に出ようとしている姿)は

誰かに教えて貰うものではないですが、

見れば何となく伝わるものですよね。

例えばですが、日本人が外国に行くと知らない言語が飛び交う場所ですが

その中でピクトグラムが存在していたら非常に頼りになる情報ではないでしょうか。

なるべく少ない情報で最大の効果を狙うピクトグラム

上手く使いこなす事が出来たら本当に凄いものだと思います。

 

そのピクトグラムがプラッツァの組み立てで使われていたのですが、

少々苦戦はしたものの無事に枠組みが出来上がったので

よく出来てるなぁと感心しました。

IKEAは多くの国で利用してもらおうと説明書に多言語で書かれている

ページもありましたが、

組み立て部分はほぼピクトグラムでした。

そして、分からない場合にはコールセンターに電話して欲しいというのも

ピクトグラムで書かれていました。

個人的には組み立ての大変さよりも、

そっちの方が凄いと思いながら作業しましたね。

まだ完成には至っていませんが、デザインが良いだけではないのを

今回実感したので、流行る理由も納得です。

 

ただ、これを自分の仕事で活かせないかな?と思って考えているのですが、

『文字を使わない』という制約は非常にハードルが高いです。

今までは自分が得た情報をなるべく的確に伝えようと

言葉遣いも含め気を付けていましたが

資料化する時に言葉を使わずに何かを伝える、というのは

頭の中でイメージするだけでも難易度が非常に高いものだと感じています。

だからこそですが、こういったものを作り出す人たちの

頭の柔軟性は本当に羨ましいですし

自分も少しでもそれに近付ける様に研鑽が必要だなと思いますね。

 

年齢を重ねると考え方などが凝り固まってくるのが悪い癖なので

こういったものを通じて頭を柔らかくする訓練をしていきたいですね