究め道

色々感じた事を書くブログです

442年ぶり

今朝ラジオで皆既月食の話をしていました。

今夜の天気は良いところが多いので、観察がしやすい環境だとか。

月や星はちょっとロマンチックな気持ちにさせてくれるので

詳しくはないですが、個人的には好きです。

 

皆既月食は、簡単に言うと夜中に月が太陽の光を反射して光るものが、

皆既月食では地球が邪魔をして光を当てられなくしてしまう現象の事。

その際、空気中の分子によって赤い色だけが見えやすくなるので

皆既月食は赤黒い色をした月になるのです。

化学(科学?)的に言うとこんな話ですが、

あまり頻繁には起こらない現象なので、レアなものとして見てみるのはどうでしょう?

というのがライトな考え方かもしれませんね。

 

ちなみに、今夜は皆既月食に加えて天王星も隠れる天王星食もあるそうで

これは442年ぶりの現象なんだそうです。

天王星は地球からの距離が遠すぎて肉眼で見るのは難しいので、

442年ぶりの現象を見るには高精度の望遠鏡が必要になるんでしょうが

『442年ぶり』という言葉だけ聞くと想像出来ない程昔の話ですよね。

442年前というと1580年。安土桃山時代と言われる通称・戦国時代です。

海外の品物なんて殆ど流通していない時代の時にあった現象が

今日起こる、なんて話を聞くと壮大でロマンのある話に聞こえます。

人生100年時代と言われる様になりましたが、

それでも地球の一生からすると人間の生きている期間なんてちっぽけなもの。

宇宙というスケールで起きている現象は本当に凄いなぁと思いますね。

 

下らない話かもしれませんが、現在見える星の明かりは

長い年月をかけて地球に届いているので、今現在は存在しないものもある

なんて話は聞いた事があるのではないでしょうか。

光が地球に届くまでの期間にタイムラグがある訳ですが、

そのタイムラグは太陽が約8分、北極星で約400年、

凄いものになると数百年前の光が今になって届いている、なんてケースも。

科学の進歩によって色々なものの解明が進んでいますが、

こういうものが解き明かされると、解き明かされた驚きと共に

数字が凄すぎて訳が分からない、なんていう気持ちにもさせられます。

医療でも新型コロナウイルスの様なものが出回っても

数年で治療方法を含む対処方法がほぼほぼ確立されていますが、

100年くらい前であればスペイン風邪と呼ばれる病気で

推定ですが約5億人が命を落としていたので、

そういう分野の解明、知識の蓄積というのが如何に大事なものなのか

というのを思い知らされます。

無知な自分からすると、単純に「凄いなぁ」と感心するばかりです。

 

今回の皆既月食天王星食の話もスケールが大きすぎて

「凄いなぁ」と口を閉め忘れてしまう様な話。

覚えていたら、今夜は外に出て皆既月食を楽しもうと思います。

詳しい事が分からない人間からすると、その現象を見て楽しもう

というくらいしか出来ないですからね。

レアな現象を体験出来たら、嬉しいものです