最近、円安がどんどん進んでいるというニュースを目にします。
安倍氏がアベノミクスとうたって何とか円安を食い止めていましたが、
海外がコロナ禍で経済に舵を切った事でインフレが続々と起き、
取り残された日本は遂に経済が成長していないという事が世界に知れ渡り、
結果として円安が進んでしまった、というのが自分の感想です。
勿論専門家の視点は違うんでしょうが、
実体経済が伴っていなかった事は日本国民には周知の事実で
まやかしだったものが世界にバレてしまったという表現の方が
適切なのではないかなぁという印象です。
現在のレートは1ドル143円台ですが、
為替についての専門家が今後の見通しとして
年内に160円、来年には180円まで円安が進む可能性は否定出来ない
という見解を示しており、1970年代には海外旅行が高嶺の花だったのが
再来してしまうかもしれないなぁと思っています。
(1970年代のレートは1ドル200~300円くらいでした)
個人的には結婚式をハワイで行おうとしていた中でコロナ禍になり
結果として海外旅行はおあずけの状態です。
入籍して3年が経つので新婚旅行とは言えないかもしれませんが
いつか海外に旅行に行きたいと妻は言っています。
その意見については反対をするつもりはないのですが、
円安が進むと海外旅行はハードルが上がるので
ちょっと躊躇してしまいますね。
また、勤めている会社では海外の商品を輸入して
日本で代理販売をしているのですが、
円安によって商品の価格が大幅に上昇。
(単純な物価高も相まっています)
かといって、日本で販売する際には価格には転嫁出来ず
利益を圧迫している状態です。
また、海外の労使協定等で商品が期日通りに来る事が少なく
慢性的に不足状態に陥っています。
商品を早めに大量購入するべきでは?という考えもあるかもしれませんが、
会社の資金面や管理してもらっている倉庫会社の事を考えると
大量購入は現実的ではなく、かなり厳しいと言わざるを得ません。
せめて、少しでも販売価格に円安の負担分を転嫁出来れば良いのですが…。
日本は車等の輸出産業が経済を引っ張っているので
その部分に関しては円安は悪い事ではないのかもしれません。
しかし、部品の調達で難儀するなどもろ手を挙げて歓迎している状況ではなく
食べ物などの輸入系は「円安=価格の上昇」な訳で
袋小路になっている様にすら感じますね。
円安が進むのは、単純に言うなら日本経済が弱っている証拠。
経済を活性化させるには商品を購入する事です。
将来が不安で節約をする、という気持ちはごもっともな意見ですが
計画性を持って消費をする、というのも大切な事だと思います。
最近テレビで「学校でお金の事についてもっと教えて欲しかった」という
意見を目にする事がありますが、
過去形にするのではなく、今からでも勉強して
お金と付き合っていく事が必要なのかもしれませんね。
偉そうな事を言っていますが、自分も不勉強なので
感覚に頼るのではなくしっかり体感したいですね