究め道

色々感じた事を書くブログです

行っておいて良かった

少し前の話になりますが、現在の爆発的な感染者数になる前、

妻と国内旅行をして来ました。

元々旅行に行きたい気持ちはありましたが、

昨今のご時世を考えると、相手に受け入れられなければ

旅行は出来ないと思っています。

7/28現在、日本の感染者数は過去最多となりましたが

それだけ膨らむ前は、寧ろ旅行を含めて経済活動を活発化させようと

国民の機運が高まっていたので、

タイミング良く旅行が出来たのは幸運だったと思います。

子供がいない上に、妻も同じ会社で働いているので

スケジュール調整がしやすかった、というのもありますね。

 

自分は家族以外の人と旅行に行く事は殆どしないので、

行ったところがない場所ばかり。

ざっくり挙げると、北海道・東北南部・軽井沢・大阪・広島・北九州・沖縄くらい。

仕事でその他の場所に行った事はありますが、

観光はしたことないのでカウントしないとこんなもんです。

そんな中、妻も行った事がない場所、という事で

3泊4日で四国旅行をして来ました。

土地勘がない故に多少無理目のスケジュールを組みましたが

4日間で4県を、各々の有名どころを中心に回る旅にしました。

余談ですが、後日親戚にお土産を渡しに行ったのですが、

親戚の奥さんが高知出身な事もあってその親戚の家で旅行の話をしたら

「どうやって行動したの?」と驚かれるハードスケジュールでした。

 

自分は日本に現存する城を見て回りたい、と思って計画しました。

戦国時代に築かれた城は、大名が居る場所を"天守"と呼び、

天守から近い場所の順に、建物を本丸・二の丸・三の丸…と呼びます。

基本的には、城を守る為に高所に築かれるのが一般的で

そこから城下町を見下ろす様に広がっていくのが当時の国の在り方。

つまり、簡単に言うと天守から眺める景色は壮観で

且つ当時の風景を察する事が出来る場所なんです。

戦国時代好きな自分にとっては、そんな城を見るのはワクワクします。

最近、テレビで城が好きな子供がその凄さを語り尽くす事もありますが、

そんな話を聞きながら当時の風景を思い浮かべるのは

自分にとってはかなりの贅沢な時間。

そんな天守が江戸時代前からずっと残っているのは現在12城のみ。

(現存12天守、という呼ばれ方もします。

一度解体された後に当時の図面を参考に復元された復元天守

「こうだった」という文献を基に再現された復興天守とは異なります。

勿論、現存12天守も保存の為に改修工事等は行っていますけどね)

そのうちの4つが四国にあるので、なるべく多く回りたいと妻を説得し

かなり無茶なスケジュールを組んだ、という形です。

(それでも、4つ全てを制覇する事は出来ず)

 

妻は、魚を食べるのが好きなので、四国では色々な地魚を食べるのを

楽しみにしていました。

高知の鰹は有名ですが、それ以外にも宇和島や松山で鯛を食べたり

ウナギの稚魚である「のれそれ」というものを食べてみたり

妻も旅行をとても楽しんでいました。

個人的にも、城だけでなく色々知らない事を知る事が出来たこと、

地方にはまだまだ魅力的な食べ物・風景・文化がある事を体感出来たのは

本当に貴重で楽しい時間でした。

惜しむとしたら、この年齢になる迄知らなかった事が悔やまれます。

若い頃にこういう経験をしていたら、もっと自分が豊かになっていた

かもしれないと思うと、自分の保守的な性格が悔やまれますね。

また、今回の旅行をして、地域特有の文化を感じたいと思う様になりました。

お金が有限なので気軽に考えられるものではありませんが、

単なる気晴らしではなく、自分の今後の人生をより豊かにする為にも

どこかで行けたら嬉しいな、と思います。

 

現在は旅行云々を言える状況ではなくなってしまったので

また暫くは静観するしかないとは思いますが、

世の中が落ち着いたり、仕事の調整が出来たりと

タイミングが合ったら、また色々なものを感じる旅がしたいです