究め道

色々感じた事を書くブログです

外見と性格

先日、馴染みの美容院で髪を切ってもらっている時に

自分と美容師さんの見た目について話しました。

自分は童顔系なので、年齢よりも若く見えます。

その言葉だけを聞くと羨む人もいるのですが、

自分の働いている業界は年齢層が高い事もあって

見た目で「若造の話は聞かない」と勝手に切り捨てられる事もしばしば。

既存の顧客でも当たり前の様に上記の対応をされるので

ストレスに感じる事は常にあります。

一方美容師さんは強面タイプ。

ただボーっとしているだけでも「ガンを飛ばされた」と

難癖を付けられた事は数知れず、とか。

お互いにですが、見た目を変えようとは考えていないので

自分の外見に対してどう対応するのが良いか

というのを常に考えてしまう、というのが共通の答えでした。

ないものねだりをするつもりはないですし、

ヘンに抵抗する様な年齢でもないので

自然とそういう振る舞いになってしまうのだろうなぁと思っています。

 

近年ではジェンダーレスという差別をしない様に気を付けよう

という風潮が少しずつ聞こえてきます。

それ自体は悪い事だとは思っていませんが、

それとは相反する様にルッキズムもまた現代において

強く残っているのも事実です。

そうであるが故に、ダイエットを過剰にしてしまったり

整形に走ってしまったりするケースがある訳ですが、

ジェンダーレスではなくても、せめて自分だけは自分の事を嫌いにならない様に

してもらいたいな、と個人的には思います。

とはいえ、自分の外見に100%満足している人は非常に少ない事でしょう。

どれだけ許容するかも大事ですし、

外見は変えられないですが考え方は変えられるので

周りに愛される様な性格・考え方になる方が

自助努力で出来る事として推奨したいところです。

そして、自分もそうならなければ、と思っています。

 

人間は見た目で色々なものを勝手に推測したり判断したりします。

シベリアンハスキーは、狼の様な見た目をしていて

人間で言えば間違いなく強面の部類ですが

自分がかつて飼っていたハスキーは常に遠慮気味で

相手の気持ちを考えてくれる様な紳士タイプでした。

一般的にもハスキーは仲間意識が強いタイプが多いので

家族を仲間と認識すると実にチャーミングな行動をする犬種です。

しかし、それを知らずに強面な外見だけを見て

怖がって避けてしまう人たちを見ると、

個人的にはちょっと残念な気持ちになります。

彼らの本質を知ってくれたら良いのに、と思う気持ちは

もしかすると世の中の至る所に存在するのかもしれませんね。

 

お昼休みに良く行く繁盛店があるのですが、

そこに行った際、隣の席に女性2人が座っていたのですが、

後から大柄で黒のシャツとズボンにアクセサリーを身に着けた

強面の男性が合流して来ました。

食事中ではあったものの、ちょっとアンテナを立てておいた方が良いかなと思い

隣の状況を気にしていると、男性が追加注文をする際に

顔と身体からは想像も出来ない程のハイトーンボイスで

「梅のヤツ、1つお願いします」と。

その声と、その後の相席している女性との会話の表情を見て

良い意味でのギャップを感じてしまいました。

勝手に判断してしまった自分を情けないと思うと同時に

こんな人たちばっかりの世の中だったら良いのになぁと

ちょっと勝手に妄想してしまいました。

 

見た目は相手に対する印象を決める上で大事な要素ではありますが、

性格などの本質がしっかりしている事こそが大事なこと。

また、人間は怠けやすい性質もあるので

自分への戒めを常に抱えて生活しなければいけませんね