究め道

色々感じた事を書くブログです

心を蝕む

ここのところですが、芸能人の訃報を目にしますね。

新型コロナウイルスが流行しだした頃は命の危機になりかねない病として

著名人の訃報がセンセーショナルに報道されていましたが、

ここ最近の訃報はこういう世の中になってしまったからなのか

自ら命を絶つ決断をしてしまった、というものです。

一般人でも、同じ様に将来を悲観して命を絶つ事をしてしまう人はいますが

著名人であっても同じ人間なのだという事を認識させられますね。

 

新型コロナウイルスは感染力の高さ故に

ソーシャルディスタンスなどで対策を取らざるを得ませんでした。

今でも勿論安心出来る状況ではないのですが、

この世の中になって顕著になっているのが

対人関係の距離感が著しく掴みにくくなってしまった事で

攻撃的になってしまったりふさぎ込んでしまったりと

物理的なだけでなく精神的にも分断されていっているなぁと感じます。

 

一例で言うなら、芸能人の方々はコロナ禍によって

仕事のパターンは明らかに変化した事でしょう。

場合によってはスケジュールが真っ白になる事もあると思います。

人前に出る仕事故に派手目に見られがちですが、

SNS等で簡単に情報拡散が出来てしまう現代では、

プライベートを派手に過ごすのはご法度でしょう。

ひっそりと過ごさないといけない上に、仕事も不透明。

且つ、少し表舞台に出なくなると

それもまた叩かれる材料になってしまう職業。

ただでさえ神経を使わないと続けられなそうな職業で

他人との交流まで制限されてしまったら、と思うと

真面目な人なら悲観してしまうのも仕方ないかもしれません。

個人事業主の様な人は特に収入に直結するので辛いでしょうし、

常に見張られている様な職業なら尚更ですよね。

勿論一般の人でも同じ様に苦しんでいる人が多くいるのはごもっともですが

芸能人の立場を想像するだけで、自分には到底務まる仕事ではないなと

勝手に考えてしまいますね。

 

自分の方も、友人と食事を絶ってかなり経ちます。

最初はリモートで、なんて事もしましたが定着はせず。

学生時代の気の置けない友人たちとの会食は

年に1~2回であっても楽しいものでした。

趣味に時間をかけられる様になったというポジティブな声も聴きますが

人との交流を大切にしてきた人からすると

辛い状況が続く現状はトンネルから脱出できない暗闇の中の様に感じるでしょう。

最初は「いつか元に戻るさ」なんて言ってましたが

もう2年以上経つと「いつまでだよ…」と言いたくなるのもわかります。

慣れてしまうのもイヤですが、

今の世の中は確実に人の心にダメージを与えていると言えるでしょう。

 

悲観する事ばかり言うのも面白くないですが、

辛い気持ちを吐き出してリセットし

明日からまた前向きに頑張ろう!と空元気を続けられるのもいつまでなのか。

溜息がなくならないなんで、寂しいものですね。

タフになりたいです