究め道

色々感じた事を書くブログです

火山の多い国

昨日の夜ですが、桜島が噴火。

警戒レベルが最高の5に達し、今でも地域の方からすると

何が起こるか予断を許さない状況の中、過ごしている事と思います。

自分は関東の人間なので、桜島の事については話を聞くくらいで

あまり身近な存在ではないのが実情です。

火山灰は九州全域に届く事も充分ある事だと思うので

コロナ禍という中で更に問題が上積みされた様に感じます。

 

子供の頃に、富士山は休火山で噴火の可能性が全くない

ということではない、というのを教えて貰った記憶があります。

天災のシナリオの1つとして、地震大国である日本に

かつての関東大震災クラスの地震が起き、連鎖する様に富士山が噴火して…

なんて話も聞いた事があります。

桜島は身近ではないですが、身近に感じる上で例えるならば

関東の人間からすると富士山が対象になるのかな、と思ったりしています。

仕事の関係上聞いた事があるのですが、

火山灰の処理というのはとても難儀するそうで

噴火した岩石だけでなく、長きに渡って苦労するであろう事は想像出来ます。

遠方なので協力出来る事は殆どありませんが、

無事である事と、生活の支援という事について注視したいと思っています。

 

話は少し変わりますが、日本は山の多い国ですよね。

その中には火山だった山もかなり含まれています。

火山は、今回の様に噴火すると非常に危険なものではありますが、

一方で日本人に馴染み深い温泉を生成するものでもあります。

また、他国では火山の底に眠る熱を利用した地熱で発電を賄う国もありますし

『火山=悪』という単純なものではないのです。

アバウトな表現をすれば「地球の恵みを享受する」事も出来るので

その恩恵を受ける日本は、火山と如何に上手に付き合う事が大切か

というのがテーマになると思っています。

今は温泉という形が一番わかりやすい恩恵ですが、

原子力発電の管理の難しさに直面している日本からすると

地熱発電の開発もヒントの1つになるかもしれません。

地熱発電を考える際に土地の開発が必要になりますが、

土地の開発をしてはいけない区域が沢山ある為、容易でない事は理解しています。

が、議論の俎上に上げる事は必要ではないか、と個人的には思っています)

 

今回の様に噴火してしまうと色々対応すべき事が出てしまうので

簡単に結論を出せ、という訳ではありませんが

日本という独特の地形をしっかり把握した上で

上手に管理・運用するのは決して悪い事ではないと思っています。

拙速に行動しろ、という事ではなく

議論の俎上に上げる事で国民全員がしっかりと考えていく

という事が必要なのかな、と。

しっかり議論した上で「現状では地熱による開発はすべきではない」

という結論に達したならそれで良いですし、

時代は変化していくので継続的に色々考えていく必要があると思っています。

 

火山は一歩間違えると恐ろしい力を発揮しますが、

日本という国を引っ越す事は出来ない訳で。

うまく付き合っていくしかない以上、恩恵とリスクをしっかり理解し

その上で何をしていく事が国益になるのか、を考える必要があるでしょう。

 

桜島の噴火は非常に痛ましいニュースですが、

日本という国が一致団結して色々考えるタイミングでもあるかなと思うので

これからの日本についてしっかり考えていきたいですね