究め道

色々感じた事を書くブログです

安定した電力供給

昨日・今日と、関東地方では電力需給量が多大になる為

計画停電の可能性を示す電力逼迫警報が出されています。

2011年の東日本大震災をキッカケに生まれたものですが、

この前大きな地震があった事で東京電力発電所

いくつかストップしているというところに

昨日今日の雪が降る程の寒さで電力使用の限度を超える可能性がある事から

この警報が発令されています。

場合によっては計画停電があるものの、

昨日は他の電力会社との連携等もあって停電は免れた訳ですが、

今日も寒さが続くので引き続き警報が出ているという訳です。

 

今回、個人的に協力した事というと

夕飯を鍋にしたのですが、鍋にすれば部屋を温めなくても

良いかな?と思ったのでチョイスしました。

風呂に入ったりする時間も少しいつもよりずらして

対応出来る様に過ごしましたね。

ただ、個人として協力出来る事には限界がありますし、

かといって企業に「電力使用を控えてね」と言っても

昨日の今日で即対応出来る事には限りがある訳で。

計画停電も1週間後とか余裕をもって連絡すれば良かったのかもしれませんが

それはそれでパニックを生みかねないですし

何とも言えない話だなぁと思いますね。

 

世界的には原子力発電を減少させる様動きを見せていますが

脱炭素・カーボンニュートラルという大号令の前に

日本国内で電力の安定供給を目指すには原子力発電が重要な要素だったので

原子力発電所安全神話もまた必要な事だった訳です。

しかし、東日本大震災によって原子力発電の危うさが露呈した事で

安定供給と安全の両立が課題である事がわかると共に

今回の警報によって「原子力がなければ安定供給は難しい」という結論に

舵を切る事になるのだろうか?とちょっと見守っています。

安全をないがしろにするのは最も愚かな判断だと思いますが、

便利さを追求する昨今の風潮に一石を投じる災害なのかな

と思ってしまいますね。

 

勿論停電が起きない方が良いのですが、

今回の対応策としては個人で出来る事と言えば

なるべく電力というエネルギーを使用せずに過ごせるかどうか

という事に終始したと思います。

一時しのぎにはなりますが、根本的な解決とはならないので

今後の解決策というのは政治判断になるだろうと思います。

現代生活において電力のない生活はありえない訳で、

どう上手く付き合うか、コントロールするかが大事な事ですよね。

個人的には太陽光発電風力発電地熱発電等の促進をして

火力と原子力にかかる比重を変えていくのが最初の関門かな、と思います。

勿論、太陽光・風力・地熱は安定供給が課題であるのは承知していますが

だからといって火力と原子力に頼っていたツケが来ている訳ですから

効率化の研究を進めたり、蓄電能力を高めたり

今回の様に他の電力会社との連携を図ったりして

不備が起きない様にしてもらいたいですね。

電力は寡占状態が続く問題も根深く残っていますが

この辺も課題の1つかもしれません。

 

いち国民として協力出来ること、

そして無関心にならずに見守っていきたいですね