究め道

色々感じた事を書くブログです

スリリングな展開を期待

プロ野球が開幕して1週間が経ちましたね。

子供の頃は西武ファン、年齢が上がってからはパリーグ全体を応援していますが

今年は何かと話題を振りまく新庄日ハムの話がテレビで報道されていますね。

情報がネットを介する事で簡単に手に入る今、

スポーツの多様化が進んだことで野球人口の低下が

野球好きの中で危機感を共にしていると思いますが、

新庄の発信力がライト層獲得に一役買ったり、

野球の新たな魅力などを見つけてもらいたいですね。

(昔、アメトーク高校野球の回があった時に「ブラバンが凄い」という

野球以外の視点で盛り上がっていたのが

新たな魅力として発信される様になったのは、

やはり発信力のある人の影響だと個人的には思っています)

 

とはいえ、その新庄日ハムは他球団と比べると戦力的に劣る部分があるのは否めず

従来の定石をブチ破ると宣言しているだけに

成績が伴わない事に対しても現時点では一定の理解はありそうです。

12球団あればそんな球団が1つはあっても良いとは確かに思いますが、

当該ファンからするとモヤモヤするのかなぁとも思うので

全く結果が伴わないものになってしまうと可哀想でもあります。

まぁ、戦力を整えないフロント側に大きな問題があり、

それを新庄を広告塔にする事で批判をかわそうとしている感もあるので

純粋なファンからすると文句を言われても仕方ないかな、と。

プロはお金を貰ってプレイしている以上、

勝利だけでなく魅力的なキャラクターだったり、ファンサービスの対応など

色々求められる事があるので、バランスを取るのは難しいですね。

 

まだ1週間なので結論を出すのは勿論早計ですが、

スタートダッシュに明らかに失敗しているのは日ハムと阪神ですね。

日ハムについては上記の通りなので何とも言えないのですが、

阪神については昔から内部での足の引っ張り合いが有名。

矢野氏が今季限りでの退任をシーズン前に発表する事で

選手の奮起を促していましたが、蓋を開けると逆効果だったのか

本日時点で勝ち星なしという球団記録の展開は悲しいと言わざるを得ないでしょう。

現代野球の定説になっている7~9回の終盤で盤石な投手陣を揃えると

チームの安定的な勝利に繋がる、という形を明らかに作れていないが為に

終盤にひっくり返される試合が続いています。

自分は阪神の事情に詳しくはありませんが、

これだけ勝てないのは首脳陣やフロント側に何かあったのでは?

穿った見方をしてしまいますね。

阪神にも今後の奮起に期待したいところですが…。

 

西武は開幕直後こそ好調でしたが、打の中心である山川が故障で離脱、

続く様に森も不満を爆発させた為に故障。

打線でいう飛車角落ち状態になった事もあって

急ブレーキがかかってしまいました。

今年のドラ1・2が共に良い投球を見せてくれたので

先行きが明るくなったのだろうか?と思っていた矢先の出来事に

好事魔多し、とも言うのかガックリしてしまいました。

良い選手がいるのに故障離脱が多いチームなので

今年も同じなのか?と思うと悲しいですね。

オリックスも去年の覇者として活躍した宮城・吉田・杉本が悪い為

スタートダッシュに失敗した感はあるかと。

特に宮城と杉本や実質2年目のジンクスとならない様奮起してもらいたいですね。

 

逆に好スタートを切ったのはソフトバンクでしょうか。

ソフトバンクは元々選手層の厚さがあって毎年優勝候補に挙げられていますが

その重圧と故障者によって前年は苦虫を嚙み潰す思いをしました。

その反骨心なのか、今年は好調なスタートとなりましたね。

ペナントのリーダー格と言って良いでしょう。

打倒ソフトバンクと他球団が結束しないと

独走を許す形になるのではないか、とすら感じます。

近年では3位までに入ればOK、という風潮がありますが

去年オリックスとロッテが最後まで優勝争いをした様に

やはり他球団にも頂点を目指して戦い抜いて欲しいですね。

 

コロナ禍で昔の様な楽しみ方が出来ないのは百も承知ですが、

去年はオリックスとヤクルトという「前年度の最下位球団が優勝する」という

事実は小説よりも奇なり、を地で行く様な結果となりました。

これは個人的にはとても驚くと共に楽しめる展開でした。

今年もスリリングな展開になる事を期待していますし、

随所に「プロだ」と思わせるプレイも見せてもらいたいですね。

新庄にも新風を吹かせてくれる事にも期待しています。

 

楽しい季節になってくれた事が、何よりも嬉しいです