究め道

色々感じた事を書くブログです

大人になるとわかる

今日は3月3日、桃の節句。俗に言うひな祭りですね。

僕は男3兄弟だったこと、一番親しくしていた親戚も男兄弟だったので

ひな祭りにはあまり関心が高くありませんでした。

母方の祖母の家で菱餅を食べる事はありましたが、

それくらいのものでイベント性としてはあまり感じないものでした。

5月5日の端午の節句も、実家では押入れに入っていた兜を出すくらいで

それ以外は特にすることはなく。

その他で強いて言えば柏餅とちまきを食べるくらいでした。

鯉のぼりも掲げる事はなかったですね。

東京都民だったというのも関係あるかもしれません。

 

ニュースでひな壇の話題を目にする事はあっても

「ふーん」くらいにしか思っていなかった幼少期。

年を重ねて、ひな壇の意味を知ったり

雛人形を作成する職人に密着する番組を観たりする事で

最近は心境の変化を感じます。

 

我が家では子供がいないですし、近しい間柄でいるのは甥っ子なので

やはりひな祭りには縁遠い環境です。

また、仮に我が家に女の子が生まれたとしても

ひな壇を飾る程の家のスペースや経済力はありません。

しかし、それでも現在の自分の心境としては

少し心が動かされる様な気分になります。

見栄を張るという事ではなく、自分の想いを子に託すという事が

尊い気持ちにさせる年齢になったと実感しますね。

過去に目黒雅叙園の百段階段でひな祭りのイベントを行った事があるそうですが

自分にもし娘が生まれたとしたら、自分の家には飾れないので

そういうところへ連れて行って少しでも感じ取ってもらいたいな、と思いますね。

言葉にして伝える事も勿論大事ですが、

言葉にすると子供が重圧に感じてしまう事もあるでしょう。

だからこそ、何も口にしないで伝える、という方法もあるのかな、と。

日本人らしい考え方と言われればそうなのかもしれませんが、

伝え方は1つじゃない、という事でしょうか。

 

こういう日になると、感傷的な気分になってしまうのは

年齢のせいなんでしょうかね…