究め道

色々感じた事を書くブログです

秩序と均衡

この話題を載せて良いものか難しい話ではありますが、

時事問題として自分の記憶にも留めておきたいという気持ちもあるので

載せていこうと思います。

 

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始。

NATO加盟国がロシアへの非難と経済制裁を科す事を宣言しています。

しかし、当のロシアは正義は我にありとばかりに

事を進めようとしているのが伺えます。

ソビエト連邦が崩壊したのが1991年の12月なので、

約30年はそれぞれが共和国として独立をしていた事になりますが

プーチンをはじめとしたロシアのトップの方針により

再びソビエト連邦の頃に戻るような様相になるのでしょうか。

30年前は10歳ちょっとだったので詳しい時系列はわからないですし

調べても調べきれないくらいの複雑さだと思うので

何が正しくて何が悪いことなのかについてを

述べる事は出来ない事を承知の上で考えていきたいと思います。

 

色々な記事を目にすると、ロシアの上層部では強硬路線を敷いている様ですが

民間人にはそれを支持しない人も一定数いる模様です。

向こうの地域は昔から社会主義が根付いていますが、

ソ連が崩壊してからの約30年の間に民主主義の考え方が

少しとはいえ浸透しているのは伺えます。

昔と違って情報が得やすくなっている状況も

民主主義の思想を取り入れやすくなっているとは思いますが

社会主義国は一歩間違えると独裁国家と成り得る事を

国民が知る事が出来たのは、この30年の成果なのかなと思います。

しかし、考え方や思想が様々あるのは仕方ないこと。

だからこそ、今回の様な事が起きた際には

各国が互いに牽制し合いながら均衡を保つ必要があります。

でなければ争いごとが絶えないですからね。

今回はロシアがその均衡を破った訳ですが、

それに対しての他国の反応が乏しいのが今回自分が感じたことです。

非難声明を出すのは構いませんが、結局実力行使されてしまっては

声明が無意味になっていますし、

ロシアがそれを見透かして行動を起こしているのかな、とも思います。

ロシア的には資源の確保が見込めるからこそ強気に出る部分があるでしょうし、

そこを握られているから他国は強く出られないのか?という感じです。

単純に言うなら、みんなが足並みを合わせてNoを突きつけるだけでなく

ロシアとの断交をカードに持ちながら追い込む必要があるかと。

でなければ、現状の打破は難しいと言わざるを得ないでしょう。

 

ロシアの行動を許せば、他の社会主義国も手を挙げ始めると思っています。

特に日本にとって厄介なのは隣国の中国でしょう。

中国が領土拡大を見込んで領域侵犯を繰り返しているので

これを機に中国も騒ぎ出すとなると日本も対岸の火事では済まなくなります。

なので、しっかりとロシアを制する必要があると思いますし

その危機感を持っている方々も国内にかなりいるのではないかと思っています。

しかし、肝心の政府の出足が遅れると後の祭りになりかねないので

その点についてはいち国民として注視しています。

岸田首相は非難声明を出していますが、与党全体が同様の状況なのかは気になりますし

野党が現状をどう受け止めているのかも知りたいところ。

これ如何では今後の支持政党が変わる人も増えるのではないでしょうか。

 

政治というのはとても複雑に絡んでいるもの。

だからこそ一手を慎重にしなければなりませんが、

今回の話は静観して良いものではありません。

複雑であってもハッキリとした答えと態度を示さなければ

今後もっと均衡が崩れていくと思います。

それが良い方向に行くのであれば均衡が崩れるのもやむなしですが、

明らかに悪い方向に崩れていきそうに感じるので

一人の人間として出来る事はやろうと思います。

現在の状況を的確に把握すること。

そして、最善の手を指しているのかを注視すること。

それが為されていないならば、声をあげること。

結局はシンプルにこれが大事だと思っています。

 

こういう問題は難しい。

だからこそ、無関心にならない様にしたいと思います