究め道

色々感じた事を書くブログです

希望の光

メジャーリーグのレギュラーシーズンが終了しましたね。

野球好きな人にとってみれば、今季の大谷翔平の活躍ぶりは

目を細めてしまう日々を過ごした事でしょう。

自分も勿論その1人です。

 

以前も大谷について色々載せたと思うので

その凄さについては割愛しようと思いますが

45HR・100打点・100得点・25盗塁はア・リーグ史上初、

150奪三振・150塁打は135年ぶり、

本塁打・長打・四球・OPSは日本人歴代一位…etc

と、今年の活躍が如何に凄かったかを示す数字が並びます。

日本人投手の能力の高さは、今迄の歴史からも証明されて来ましたが

一方で打者は継続した記録を残した人はイチロー松井秀くらい。

単年で見れば松井稼・井口・岩村などもいますが、

野手での活躍のハードルの高さを感じるところでもあります。

大谷の今季の成績は継続した記録ではないので判断が難しい部分もありますが

あまりの突出ぶりなので、評価しない訳にはいかないでしょう。

MVP獲得の話題が出ていますが、評価基準が難しいので

どちらに転んでも騒がれそうな気はしています。

 

個人的には、2桁勝利・2桁HRという記録を残して欲しかったですが

勝ち星にはあまり恵まれなかったのは仕方ない部分かな、と。

この記録は後世に語り継がれる記録だと思うので、

歴史の目撃者としては「こんな凄い選手がいたのか」という意味でも

記録を狙って欲しかったですね。

残念ですが、来季に期待するという事で。

 

渡米する前の話ではありますが、投手と野手のどちらかに絞れば

という話題は前からずっと言われて来ました。

その中で投手を推す声として良く聞かれたのが

「160kmを出す選手がどれだけいるのか」という言葉。

確かに球速が160kmを出せる人はメジャーでも限られるほど。

投手としての能力の高さを示すエピソードですが、

今季最後までホームラン王争いをしていた姿を見ると

「メジャーでホームラン王争いが出来る日本人は今後出て来るのか?」

と考えると、160kmよりも希少価値の様な気がします。

勿論、今迄論じていた人たちは「大谷がホームラン王争いをする」とは

思っていなかった事でしょう。

それだけ想定外の事を成し遂げた彼を賞賛すべきだと思いますが、

どちらの方が希少価値があるのか?という点で論ずるのだとすれば

議論は過熱の一途を辿る話に変化しそうですね。

勿論、彼が40歳まで二刀流を続けられるとは今の時点では考えていませんが

(それすらもやってのけてしまいそうな可能性を持った人物ですが)

どちらか1つに本人が絞ったとしたら

その時は見守るしかない、それだけの可能性を秘めた選手なのだから。

という結論になってしまいそうな気がします。

 

野球はスポーツにおいてはマイナーであり、

これを世界中に広めるのだとすると、凄い活躍をするスーパースターの存在が

ある意味必要だと個人的には考えていますが、

大谷はまさにそんな存在になりつつあると思います。

野球自体が下火にならない様、彼の活躍をキッカケに

野球って面白いスポーツなんだね、と思ってくれる人が

もっと増えてくれると良いなぁと思いました。

 

いち野球ファンとして切に願います