究め道

色々感じた事を書くブログです

捉え方が違うだけで

今日は11月11日ですね。

1という数字が並ぶちょっと変わった日です。

グリコではポッキーの日として定着しつつある日ですが

秋も深まる季節、食欲の秋とも言われますが

色々口にしてしまいそうです。

 

会社に復帰してそれなりに月日が経つのですが、

社内には小学生の子供を持つ人が現在2人います。

1人は弟、もう1人は男の先輩なんですが、

自分の会社はフレックスとまではいかないまでも、

割と都合をつけていきましょうという方針なので

子供を送ってから出社したり、迎えに行く為に早めに退社したりする事を

OKにしています。

周りの社員もそれを理解しているので問題が起きる事は

今のところないんですが、

この前、弟が甥っ子を迎えに行くので失礼しますと席を立つ姿を見て

仕事のやりくりをしながら家族の為に奮闘する姿に思わず

「大変だなぁ」と思い、同じ思いをしているのではないかと

先輩に尋ねてみました。

自分自身は病気だった事もあり、基本的には自身の面倒を見るので精一杯。

結婚した事でモチベーションは上がっていますが、

それでも奥さんに頼りっきりなので

もし仮に子供が出来ても家庭に貢献出来るほどの余裕は

今の時点では難しいと言わざるを得ません。

その思いもあって「大変だなぁ」と思ったのですが、

先輩の言葉は予想外のものでした。

 

忙しいのは今だけだよ

 

その真意を聞くと、子供は生まれた時が1番手がかかり、

色々な事を覚えて行動していくと段々手がかからなくなる、とのこと。

それが嬉しくもあり、ちょっと寂しくもあるのだとか。

だから、今を大切にしなければ、と思っているようです。

先輩自身も、この言葉をラジオで聴いて良い言葉だと思った様で

それを頭に入れて実践しているのだそう。

僕自身もとても良い言葉だと思いました。

その時の一瞬だけを切り取れば苦労が絶えないのかもしれませんが

そこに至るまでのストーリーや苦悩までは勿論知り得ません。

それすらも味わい深い瞬間だと思えば

苦労を苦労だと感じずに過ごせるのかもしれませんね。

 

この件に限らずですが、様々な出来事が起きた時に

ネガティブな意見や感情は必ず生まれるでしょう。

しかし、違った角度から見たり、受け取った時の感情が違えば

捉え方は変わるものだと思います。

例えば、電車に乗っているとバギーに乗っている他人の赤ちゃんが泣いている

とします。

それをどう感じますか?と質問されるとどうでしょう?

カワイイね~と思うでしょうか。それともうるさい!と思うでしょうか。

それ以外の感情が沸く事もあるでしょう。

それは実は自分自身の今の感情がそう思わせているだけ

なんじゃないかな、と個人的には思うのです。

そのシチュエーションに出くわす時の前後にポジティブな事があるか

ネガティブな事があるかで感情が変わるのではないでしょうか。

その日が晴天で、久しぶりに会う気の合う親友と一緒のシチュエーションなら

何も気にならないでしょう。それどころか微笑ましい光景に映ると思います。

しかし、逆にその日が土砂降りで散々上司に怒られた上に

クレーム処理でこれから激怒している先方に謝りに行く

というシチュエーションならどうでしょう?

赤ちゃんが泣いている事がストレスに感じるのではないでしょうか。

 

要は自分がその出来事を見たり感じた時に

自分の心持ち1つで全く違ってくる、という事なんです。

僕がリハビリ施設で習った認知行動療法があるのですが、

それとある意味通じるところはあるのかな、と思いました。

事象は変えられないが、自分を客観視したり精神状態を変化させる事で

捉え方は変えられるのだ、と。

その為には、常に自分自身の心が安定し、余裕を持って対応出来る

状況に身を置く事が1番大切な事なんだなと

最近はとてもよく感じます。

気付く事は出来ても、実践するのは簡単な事ではありません。

だからこそ、丁寧に日々を過ごしていこうと

再確認させてもらうような出来事でした