究め道

色々感じた事を書くブログです

性善説が崩れている

最近ニュースでよく見かける様になった不正出金問題。

ドコモ口座の不正出金をテレビが報道すると、

そこから派生したのか、銀行からの不正出金問題が

色々なところから指摘されていますね。

ドコモ口座については、口座開設時の手間のかからなさをウリにしていたようですが、

本人確認が充分でないが故に簡単に口座開設が出来る事が事の発端で、

そこから本人のパスワードを使用してお金を移動させる手口の様ですね。

(自分もまだまだ詳しい訳ではありませんが)

 

IDやパスワードを使い回ししない様に、という話は

インターネットの発達により昔よりも頻繁に言われる様になりました。

昔はパスワードを入れるものというと銀行口座が主でしたが、

googleなどインターネットを通じて色々なものを利用する際に

(主に金銭が発生する時ではありますが)

パスワードを入れる様になりました。

多数のアカウントやパスワードを所持していると、

どれがどれだっけ?という事もあるので

使い回しをしてしまいがちではありますが、

不正利用したい人間にとっては、まさにその思考こそが狙い目で

本当に危機管理を徹底するなら、定期的にパスワードを変更して

セキュリティを突破されない様にする事が最善の防衛策ですね。

 

日本では楽観主義なのか、それとも勧善懲悪が根付いているのか

性善説を基に色々な物事が出来上がっています。

犯罪を犯しても他国に比べると刑期が短いというのはよく言われますが、

レストランで食事をした後でお会計をする時にレジの前で店員を待つ、

というのも日本人の特徴ではないでしょうか。

インターネットが普及していった当初の事ですが、

ハッキングについて警鐘を鳴らす人も少なからず居ました。

しかし、結果的に今回の様なケースが生まれて、

後になって大騒ぎという感じですよね。

海外ではホワイトハッカーと呼ばれる人間がいて、

ハッカーがどういう心理を持っていたり、行動をとるかという事を

ホワイトハッカーが常にチェックしながらセキュリティ管理を行っています。

それでも、犯罪は起きてしまう訳で。

他国でその様な事例があっても日本でそれが活かされる事はほぼありません。

日本はそういう意味でも管理が緩いと言わざるを得ないでしょう。

 

全てにおいて完璧な人間は居ません。

ウソをついた事が1度もない人はいないでしょう。

そして、世の中において犯罪などの悪い行いをしてしまう人間は

どんなに制御しようとしても一定数はいるものです。

日本人は、海外に比べると割と高い倫理観を持っているとは思いますが

それでも0ではないのは事実な訳で。

そういった人たちを相手に、迷惑をこうむらない為にどの様に行動すれば良いのか。

これを考える時期に来ているのではないかと個人的には思っています。

犯罪の厳罰化もその1つだとは思いますが、

セキュリティを簡単に突破出来ない様な自衛策や

犯人が簡単に行動を完了出来ない様な対策を考えるのが

良いかと個人的には思います。

自分に良いアイディアがある訳ではありませんが、

そういった議論をする場があっても良いのかなぁとは思いますね。

 

新型コロナウイルスの一件が引き金となって、

人の中にある価値観・正義感の違いが炙り出され、

トラブルが多発している現状を見ると

ほったらかしにして良い話ではない、と個人的には思います