究め道

色々感じた事を書くブログです

メンタルの重要性

突然ですが、スポーツにおいて、メンタルはとても重要な要素です。

自分や自身のチームが好調の時は気付きにくいものですが、

不調になると想定している実力が出し切れない、というケースは数多く存在します。

「アイツはこんなもんじゃないのに」なんていうのは

それを表す最たる言葉ではないでしょうか。

 

一口にメンタルと言っても定義は非常に難しく、

近年のスポーツ界においてイップスという言葉が定着しつつありますが、

プロアマ問わず、イップスの様なものは

細かいものまで含めれば誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

イップスとは、緊張状態により身体がこわばってしまい

いつも通りの動きが出来なくなってしまうことです。

野球で言うと、練習では普通に投げられても、

試合になると暴投を繰り返すものが代表的ですね。

目に見えてわかりやすいイップスもあれば、

わかりにくいものも存在すると思います。

例えば、水泳や陸上競技など。

他人が見ると同じ様な動きをしているのにもかかわらず、

イップスなどの症状が出ていると、タイムなどのスコアが悪いという結果が。

色々な人が様々な原因を探しますが、

結果的には微妙なバランスの欠如だったりするので、

その修正というのは非常に難しいですよね。

 

人によっては、イップスは技術的な問題だという人がいますが、

個人的に思うメンタルの安定化において、

技術を磨く、というのは1つの方法だと思っています。

緊張していつもの実力が出せない、というのを解消するには

「どの様な場面でも過度な緊張状態にならないようにする」心持ちが必要で、

簡単に言えば「どんな時でもブレない自信を持つ」だと思います。

それが技術を極める事で得られるのであれば、それは1つの方法だと思いますし、

それ以外にも代表的なメンタルの鍛え方としては

様々な場所や場面を経験すること、というのもあると思います。

簡単に言えば、いつもと違う場所に行く、とかですね。

オリンピック種目の選手達が海外遠征をしたり合宿をしたりするのは

まさにこの例で、違った環境下で練習や試合をこなす事で、

オリンピックなどの大きな大会で充分な実力を発揮する事が出来る事を

彼らは知っている訳です。

 

試合などの大切な場面で心が高揚するのは必然ですが、

その時に100%の実力が発揮出来るようにするには

安定したメンタルは必要不可欠です。

松井秀喜が「不動心」という言葉を大切にしていましたが、

何が起きても動じない心、安定した精神こそが

大切なのだと説いていますね。

プロ野球も含めてですが、逸材と言われる人たちは数多く存在しましたが、

その中でスーパースターとして輝き続けた人たちは極一部です。

怪我など避けられない運命もあったかもしれませんが、

輝けなかった一つの要因として安定した心を持つ事が出来なかったのではないかと

個人的には推測しています。

 

スポーツ以外でも同じこと。

仕事をしていても、何かトラブルが起きた時に

動じずに対応出来る人と、あたふたしてしまう人では

信頼のされ方というのは違うと思います。

自分は後者なので、何事においても余裕をもって対応出来るような

人間になりたいと思っています。

その為にも、失敗を恐れず、挑戦を忘れずにいたいものですが…。

人間は経験を重ねれば重ねるほど失敗をするのが怖くなってしまい

挑戦に二の足を踏んでしまうものです。

なので、常に自分を戒めて生活しなければならないと思っています。

なかなか難しいものですね