究め道

色々感じた事を書くブログです

システム移行の難しさ

最近世の中ではキャッシュレス化がかなり進んだ様に感じています。

昔のキャッシュレスはクレジットカードがほぼ一択だったと思いますが、

各社がポイント制度を利用して買い物をしてもらおうと頑張ったり

現在では○○ペイの様なキャッシュレス決済もかなり一般化したので

現金を持たずに生活をする事も無難に出来る様になったと思っています。

以前キャッシュレスの話で子供の金銭感覚の話をしましたが、

そういう倫理観は学ぶ必要がある一方で

簡易的な決済が可能になって来ているというのは

やはり便利だと思います。

海外でクレジットカード以外のキャッシュレス決済がどうなっているのかが

個人的には気になるところではありますが。

 

ただ、キャッシュレス化が進むと色々なお店でそのサービスが導入されますが

日本は現金に対する信用度が高いので

今でも現金でのやり取りを好む人もいます。

少し前までは自分もそのクチだったので。

そんな世の中で徐々に人員削減を目指しているのか

チェーン店でも無人レジでの対応を求められるお店が増えて来ている様に感じます。

そうなると、現金派の方は「別のお店に行く」か「キャッシュレス化を受け入れる」

という選択を迫られる様になる訳で。

 

自分は40代ですが、今でも新しい分野の話になると

習得するのには苦労します。

自分の頭が固いというのもあるのかもしれませんが、

置いていかれない様にするには結構必死だったりします。

そんな中、今の日本の人口は約30%が65歳以上という社会。

そんな方々は自分以上に苦労しているのではないだろうか?

というのはふと思ったりします。

コンビニやスーパーで怒り狂う老人の話がありますが、

現在の世の中の変化に対応出来ずにストレスを溜めた結果がそうなのであれば

一概に老人を非難出来ない気持ちにもなってしまいそうで。

少なくとも、自分が30年後に画期的なシステムが生まれたり

生活環境が変わった時にスッと自分に落とし込める自信があるか?

と聞かれると即答は出来ないです。

寧ろNoという返事になるかもしれません。

勿論、時代に対応出来ない事は良い事だとは言えませんが。

 

妻のお義母さんが偶に妻に話すのが、

外食が億劫だから家で食べる、と。

お義母さんは食が細い上に身体も強くないので

食べられるものがそもそも限られているという前提はあるのですが、

探すのも大変だし、上記の様に決済でモタモタして

他の人に迷惑を掛けるのがイヤだという意識はかなり強い人なので

だったら家で食べる方がマシ、という会話をしているのです。

勿論、家だと自分のペースで行動出来ますし

勝手がわかっているから楽だ、というのもあります。

とはいえですが、一例とはいえこの様に思っている人は

一定数いるのではないか?というのも感じます。

 

最近早朝に仕事をし、その後朝食を摂ってから会社に出勤しているのですが

キャッシュレス化は飲食チェーンでは結構ポピュラーだと思います。

基本は有人ですが、決済はキャッシュレスでしている人が多いと感じます。

本当ならもっと進んで無人化したい想いはあるのかもしれませんが、

現状からするとこの形がベスト、と考える企業が多いんだと思いますね。

一歩進んでいるのがマクドナルドだと思っていて、

スマホで注文と決済を済ませ、テーブルに商品を運んでもらう層と

有人レジで従来通りの対応をしてもらう層に分かれているんじゃないかな?と。

慣れてしまえば前者の方が楽なんだと思いますが、

それが難しい人は従来通りのシステムを使ってもらう

というのが良い所なのではないかと思いましたね。

とはいえですが、先日世界中のマクドナルドがシステム障害によって

営業が困難になる状況になったので

これはこれで最適なシステムだ、とも断定しづらいですが。

 

日本に限った話で言えば労働人口を含め、人口減少は誰が見ても明らか。

それであっても「何かをするのは最後はヒト」な訳で。

いつか最適解になる様なモノが出現するのか、

現状を維持する形が続くのか。

またその時に自分の頭脳はついていけるのか?と思うと

人間というのは複雑な生き物だなぁとつくづく思います