究め道

色々感じた事を書くブログです

馴染みの人

野球の千葉ロッテでウグイス嬢として長年活動されて来た

谷保さんという方が今季を持って役割を終える決断をした

というニュースを目にしました。

プロ野球ファンの中でも熱烈な人が多い千葉ロッテのファンですが、

その方たちからだけでなく、他球団ファンからも多くの支持を受けて来た

名物ウグイス嬢だったので、

今季迄というお話に寂しさを覚える方も結構居るのではないかな?と思います。

パリーグ全体を応援している我が身からすると

あの独特のアナウンスが聞けなくなるのはやはり寂しいですし、

千葉ロッテには色々な名物キャラが居ますが

その1人がいなくなるのは残念であると共に

それだけ定着していた証拠でもあるのかな、と思いますね。

 

以前、ウグイス嬢としての矜持ではないですが

喉のケアをとても大事にしているという話を聞いたことがあります。

声の仕事なので当然と言えば当然なのですが、

ウグイス嬢として33年もの間活動されていたので

その持続性も含めて苦労が絶えなかったのではないかな、と。

プロ野球選手の様なわかりやすい活躍ではないかもしれませんが

裏方として"プロ"の役割を全うしていたのだと思います。

逆に、それだけ長い間勤め上げただけに

名物ウグイス嬢として知られた部分もありますけどね。

 

数年前だったと思いますが、東京ドームでも名物ウグイス嬢だった山中さんが

引退をされるのがニュースになったのを記憶しています。

また、近年では日ハムに在籍していた杉谷拳士を試合前の練習時間に

巧みにアナウンスする西武ドームのウグイス嬢・鈴木さんも有名になりました。

基本的には裏方に位置付けられますが、

ファンに愛される人物として任務を全うする姿には

自分も同じ様にありたいものだと思っています。

前にグイグイ出る事は決して好ましくはない職種かもしれませんが、

一生懸命に仕事をしている姿を見ている人が居る

というのはやはり励みになりますよね。

 

同時に思う事として、愛される人物が長く勤める事もありがたいですが

それが永遠に続くという事はない訳で。

一言で言ってしまえば時代の流れなんでしょうが、

それがまた感傷的な気分になってしまいます。

こういう事を言っている時点でオジさん認定されてしまいそうですが

馴染みの人が居なくなるのはやはり寂しいです。

野球に限った話ではなく、近所のお店に長く勤める人とか

いつも同じ時間に居る駅員さんとか

例え会話をした事がない人であっても同じ人が居ると安心感があるので

それが変わってしまうのは寂しいですよね。

野球という注目されやすい場所だとこの様にニュースになりますが

それだけでないのが世の中には色々あるもので。

ちょっと感傷的な気持ちにさせられるニュースだったので

思わずここに載せてしまいました