究め道

色々感じた事を書くブログです

かつて携わった身として

昨日が2月1日で、通勤時のラジオ等でも言われていましたが

受験生にとって遂に勝負の時がやって来ましたね。

自分自身はありがたい事に受験には殆ど縁のない人生を歩みましたが

大学入試ではセンター試験が1月に行われるものの

本当の勝負はこの2月でしょうし、

中学受験も東京では2月1日以降に行う学校が多いので

漫画で『2月の勝者』という受験漫画があるくらい

2月=受験時期というのは一般化しているのだろう、と思っています。

(高校受験は言わずもがな2月です)

 

自分が小学6年生だった年の2月1日は雪だった様で

中学の同級生との懐かしいエピソードの1つとして

受験日が雪だったから大変だった、というネタが盛り上がります。

中には親子でタクシーを利用して乗り込むクラスメイトも居たみたいです。

今ではそんな話もそこまで不思議ではないのかもしれませんが、

30年前にその行動をしていたのは、当時としてはかなり驚かれる内容でしたね。

 

自分の会社の近くに私立の有名校があるのですが、

この時期になると校門の前に受験生を迎え入れる塾の講師の列が

出来上がるのが定番でした。

コロナ禍になってそういった風習がなくなりつつありますが

年に1度だけある行事の様な感じで

それを見ると受験時期である事を感じますね。

 

自分も学生時代に塾の講師を少しだけした事があるので

各家庭によって温度差はあるものの

年明けからこの時期まではかなり緊張感が漂うもの。

親だけがピリピリしている家庭や、

普段はふざけているのに3日前くらいから急に緊張し出す子供、

風邪を引かない様にこの時期だけ親が塾に送り迎えに来る様になる等。

かなり独特な感じではありますが、こういうのが通例ですね。

日本以外でもこんな空気感になるのかどうかはわかりませんが、

だからこそ少しでも周囲が応援出来る様に

受験応援グッズが売れたりもする訳で。

色々な形があるものです。

 

数日前に試験内容が変わらないが故に過去問を丸暗記させる塾がある

という記事を目にしましたが、

記事を読んでいてもなんだかなぁと思わせる内容でした。

詰め込み式の教育だからこうなるんだろうし、

教育のカリキュラムに沿って授業をしなければならないのもあるでしょうが、

横並びが好きな日本人は良くも悪くも変わった事が出来ない人が多いのは

こういうところにも出ているんじゃないかな、なんて思ったりもします。

 

最近政府がリスキリングの話をして物議を醸していますが、

それ以前の問題として、人生を豊かに送る為に必要な事は何なのか?

というのを考える必要があるんじゃないかな、とは思いますね。

お金を稼ぐ事も重要ですし、その為に勉強をする事も大切です。

しかし、それで心が豊かになっていないのは

今の日本の現状を見ると明らかなのでは?と思うのです。

受験というのはまさにその象徴かな、と思いますね。

 

まぁ、自分が蚊帳の外の存在なので

好き勝手にモノを言える状況であるのも事実ではありますが…