究め道

色々感じた事を書くブログです

夢を見させてくれたから

メジャーに渡って4年目になる大谷翔平の契約更新が

かなり難航しているようですね。

前代未聞の二刀流というものがまず前例がない為に

評価方法が定まっていない事に加えて

コロナ禍であること、そして本人が故障明けで

まだ本調子になっていないことが

更に評価を難しくしている要因ですね。

アメリカでの評価を詳しく知っている訳ではありませんが、

トミージョン手術の経過が思わしくないので

投手の結果が今年出なければ打者一本に絞らせる

という報道もあるようですね。

 

日本のドラフトにかかった時からずっと騒動になっていた二刀流。

能力の高さは素晴らしいものの、2つのものを求めて成功した例がない事もあって

投手か打者か専念する方が良い、という意見が圧倒的に多かった当初。

日本ハムの戦略によって両方とも行っていく形をとり、

実力と結果で雑音を黙らせて、最後は掌を返した様に賞賛されました。

本人や周りのエピソードを聞くと

前例がないから、というものに対する挑戦心が素晴らしく、

またストイックに野球を追い求める姿も相まって

否定的な意見は日を追う毎に減っていきました。

むしろ、本人のメジャー志向もあって

メジャーで二刀流の姿を見たい、と応援する人はどんどん増えていったと思います。

メジャーでも、最初の頃は順調なキャリアを重ねていて

日本人だけでなく野球ファンはみんな大谷の姿を興味深く追っていたのですが、

歯車が狂い始めたのはやはり肘の故障。

前例のなさ故の調整の難しさも重なって

今では厳しい評価をする人も出て来ていますね。

 

個人的にはこれからも応援するつもりです。

野球をしてきた身として4番ピッチャーというものの凄さと憧れを

体現してきた姿は、それだけで価値のあるものです。

可能な限り続けて欲しいという気持ちはあります。

しかし、身体が悲鳴をあげていたり

チームメイトなど周りの人間のサポートがあって

はじめて成り立つものでもある訳で

ずっと二刀流が認められる事は難しいでしょう。

それを黙らせるには結果を出さなければならない訳ですが、

それも不透明な状況なので、本人としては辛いところだと思います。

誰かが肩をたたくのか、それとも自分で決断するのか。

もしかしたら、その時は近いのかもしれません。

 

記録よりも記憶に残る選手に。

多くの野球ファンは既に大谷の凄さを記憶している事でしょう。

だからこそ、彼に対して何も出来ないですが

必死に野球と向き合っている姿をこれからも応援していきたいと思います。

頑張れ、オオタニサン!