究め道

色々感じた事を書くブログです

見えない敵

すっかりご無沙汰の投稿になってしまいました。

この期間、世間を席捲しているのは新型コロナウイルスですね。

どのテレビもどの時間帯もこれに関する情報ばかり。

正直言うと、暗いニュースなので気が滅入ります。

もうすぐ桜の時期になりますが、それすらも自粛を求められて。

危険が身近に迫っているのはわかりますが、

適切な対応を心掛けていれば、普段と同じような生活で

問題ない様にも感じますが…。

新種故に明確な対処療法がないというのが混乱を深めている原因でしょうね。

日本や発症源の中国だけでなく、世界中を巻き込む世界恐慌へと

足を踏み入れ始めている様で

個人的にはそちらの方が恐ろしいです。

 

そもそもウイルスには繁殖能力はなく、他の生物に寄生する事で数を増やすもの。

つまり、初期対応がしっかり出来ていれば拡散するのは限定的になります。

未知なるウイルスであったとしても、亡くなった中国人医師が出したSOSを

しっかりと受け取って対応していれば

こんなに世界中に蔓延する事はなかったでしょう。

それについては中国当局の失策と言わざるを得ず、

合わせて注視するのみで初期対応が遅かったWHOへの批判は

あって然るべきでしょう。今更ではありますが。

 

ウイルスは、注射針の先に100万匹(だったかな)も

生息出来ると言われるほどの微生物。

人間が肉眼で見る事は不可能です。

新型コロナウイルスはまだわかりませんが、

一般的にはインフルエンザウイルスなどと同じ様に

手洗いとうがいをする事が、身体の中に侵入する事を防ぐ

最も有効な手段と言われています。

口や鼻などに入ると身体が反応を起こす訳ですが、

言い換えれば体外に付着している分にはさほど問題はありません。

それが何かの拍子に体内に入る事が問題なので、

その侵入経路として最もポピュラーな手をしっかり洗う事と

うがいで喉の乾燥を防ぐ事でウイルス感染を防ぐ事が可能になる訳です。

そこがしっかり励行出来ていれば、ウイルスが蔓延しているであろう

現在の日本においても、恐らく体調を悪化させずに済むでしょう。

 

人間は1時間に3~5回、鼻や口を手が触れるそうです。

自分はしない!と言う人もいるかもしれませんが、

人間の癖として触ってしまうそうなので、

この点については「気付かずに触れている」という解釈をした方が良いと思います。

つまり、手が(ウイルスなどで)汚れていると、

自然と体内に侵入する可能性が高くなるので、

未然に防ぐ手段として「手を洗いましょう」と言っているのです。

勿論、石鹸での手洗いやアルコール消毒を続けてしまうと

手が荒れてしまうという別の問題も発生しますが、

それについては割愛します。

ハンドクリームなどで処置をするのが適切、としか言えないですしね。

ちょっとした手洗いを省略すると怖い目に合う可能性があるので

この騒動が収束するまでは、しばらく手洗いとうがいを励行する事をお勧めします。

 

また、ウイルスは硬質で凹凸が少ない面での生息時間が長い事が報告されています。

簡単に言うと、ツルツルした固い部分では、ウイルスは長生きするという事。

扉の取っ手や机などはまさにその代表で、

何気なく手を使ってしまう場所にこそウイルスは生息している可能性があるのだと

いう事を覚えてもらえればと思います。

これは新型コロナウイルスだけの話ではなく、

ノロウイルスなどにも同様の事が言えるので

今年に限らず毎年冬場になると増えるインフルエンザやノロウイルスへの

対策と合致すると考えて良いと思います。

テレビでは見栄えの良さから新型コロナウイルスの話が圧倒的に占めていますが

インフルエンザの話やノロウイルスの話が今年は少ないというのは、

多くの人が同じような対策をとっているから、と考えて良いと思います。

 

病院や老健施設など、病気にかかりやすい人達が集まる場所で

来客者の方々が手洗いやアルコール消毒をする事を昔から推奨していますが、

この「見えない敵」への対処方法をしっかりと今回の事で学び、

次回以降への未然の対策として覚えておいていただければと思います